私達日本人は、座禅や瞑想等といった自分の内なるものと向かい合う文化を持っているからか、本書に書かれているスピリチュアルな内容がしっくりきました。それなのに著者はキリスト教神秘主義がベースというので驚きました。実に柔軟です。

本書には三つの瞑想法が紹介されていますけど、どれも成程!と納得のいくものばかりでした。

どれも単純にああしろこうしろと記載されているのではなく、その背景から順序だててわかりやすく説明してくれているのが良かったですね。
中でも参考になったのは三つ目の「立禅」。

要点をまとめて手順を順番に説明してくれているのでわかりやすいですし、図を用いて解説してくれていたのも良かったです。
内的なものだけでなく体力づくりにもなりますし、50代に入って体力の衰えを感じるようになった私にはもってこいの内容でした。男女問わずオススメです。妻といっしょに練習しています。

３つの瞑想を読んだ感想ですが、どんな瞑想法で難しいものかと少し身構えていたのですが、実際に読んでみると思った以上に簡単なことでこれなら自分でも普段から実践できる内容だと感じました。

特に内省については自分がいかに欲望に支配されて生きてきたのかを内省することで感じることができて、今の自分とは違った自分になれるのではないかと感じました。視覚化については最初はすこしとっつきにくいかと感じたのですが、やってみると視覚化もそれほど難しいものではなく、これなら自分もできると思いました。

そして立禅については中腰で立っているだけというシンプルさが良いと思いました。
これなら間違いなく自分でもできますし、毎日実践できると思いました。”

このテキストは瞑想の深い世界に、簡単に入り込みたい人におすすめです。

敷居の高く感じる瞑想のやり方が、親しみやすい言葉で丁寧に解説されています。

しかもかなり本格的です!!

巷に氾濫するあまりに軽いスピリチュアルとは違い、でも重くなりすぎない、入門書としての本作はまさに私向けでした。著者の「いかに本物を届けるか」という試行錯誤が偲ばれました。

また紹介されている瞑想法は３つで、行うことは指示通りにすれば簡単ですが、実践してみると、自分の心から溢れ出ててくる感覚に驚きを感じます。

また、瞑想や霊的なことの由来などをわかりやすい簡単な言葉で、そしてときに強い調子で、私の中から自然と理解があふれるように導いてもらった気がします。

自身の願いと向き合い、本当の願いにたどり着くための、必要な心持ちから具体的な方法論までが内容でした。瞑想の真髄にたどり着くにはもちろんまだまだですが、著者の背中を追って、少しでも自分の進化を目指したいと思います。

昨今のスピリチャルブームには懐疑的だったが、そもそもスピリチュアルとスピリチュアリティの違いすら理解していなかったことを反省した。

内省の意味が、潜在意識の沼のごみ掃除を行い綺麗にすることとの言葉に、すとんと落ちるものがあった。自分では意識していないからこそ、自分で自分をがんじがらめにしてしまっていたり、偏見で悪気なく他者を傷つけてしまったりと厄介な潜在意識の浄化法を知ることができた。

また、視覚化は妄想とは別物で、そのものに意識を集中し心を研ぎ澄ませないと人も癒せない、というのには妙に納得。立禅という言葉は初めて知ったが、座った姿勢で安定した状態にあってこそ、落ち着いて禅をという感覚から、スクワットのような状態で立つことで筋肉が鍛えられ、それによって心にも良い影響を与えられるのというのは、老若男女がいつでも始められる最も簡単な瞑想法なのではないかと感心した。

身体を使って瞑想に取り組めるので、まずは立禅から始めてみようと思う。

内省という瞑想が一番大事だという著者の主張に大変驚きました。内省って客観的な反省程度の意味だと思っていましたが、潜在意識を綺麗にしていく取り組みであることや、その取り組みを続けていくと、本当の自分が「神」であることに気づけるという内容には驚きました。

人間の本性には仏様があるという話は聞いたことがあります。それと同じようなことなのでしょうか。

人のすごさや未知の可能性を見せていただいたように思います。本当のスピリュアルの道はそんなすごいところに通じているのだなと感動しました。