短い文章の中に、筆者さんが伝えたいことがたくさん詰まっています。わかりやすい語り口で、内省することについてのメリットをわかりやすく理論的に書いてあります。おそらく瞑想などに懐疑的な方（特に男性）も、読めば考えが多少変わるように思います。

本当はもっと長く書いてほしいと思った部分もいくつかありました。

例えばご自身のユニークな経歴についてでしたり、行われてこられた修行の詳細、西洋と東洋の内省についてまとめてある箇所など、すごく端的にわかりやすくまとめてあるのですが、読みながら「もっと詳しく書いてほしいな！」と思いました。この著者にならもっともっと語ってもらいたかった!　いつまでも読んでいられそうな心地よさがありました。

あと私もスピリチュアル的なことが好きで、Youtubeなどを聴きながら誘導瞑想などもたまにします。

筆者の方の知識にはもちろん遠く及びませんが、瞑想というのは「何も考えない」とか「何かイメージを受け取る」ことがメインなのだと勘違いしていました。なのでこのPDFを読んで、私のスピリチュアルへの理解がさらに深まりました。

なにしろ作品の序盤、私は少し混乱しながら読んでいたんです。私は瞑想というのは、今まではずっと「考えるより感じろ」的なニュアンスで解釈していたからです。「わかるまで考え続けろ」と言われている「内省」と「瞑想」を一括りにしてしまってもよいのか、この二つは正反対なのではないのだろうかと、疑いの気持ちで読んでいました。

ただ読んでいるうちに、タイトルにも書いた通り、「内省という瞑想」が存在するのか、というところに到着しました。しかも最強と著者が言うのも納得の効果を内省は秘めていたんです。

昨今、少しずつスピリチュアルというのがファンタジーではないということが明らかにされてきているこの世の中ではないでしょうか。

そんな時代にふさわしい、ロジカルで理性的な切り口で書かれている「スピリチュアルエッセイ」だと思います。とても読みやすいです。これを読んでますますスピリチュアルが好きになりました。筆者の方のもっと深掘りした作品を読む日が楽しみです。

※個人の感想です。
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こちらを読んで感じたのは、いえ、発見したのは、『内省によって今ある自分がより高い次元に行ける』ということです。

そもそもで、私たちは今の自分の行動や考えが、どういうことで、そのようなものになっているか、これらを内省することはあまりありません。

でもここを意識的に取り組むようになると、自分の考えや行動の意味を深く理解できるようになると思いました。そして多くの人はこうした内省・反省と呼ばれる行為が、いわゆる「内省」のことだと思っていると思います。とりわけ、人間関係や仕事の悩みまでも内省によって今どうして自分がそういう風に考えて行動しているかを深く内省することで今の自分の考えを改めたりすることだと。

確かにそれも内省なのですが、著者はさらにその『内省』によって私たちが霊的にどんどん進化していくということを示してくれています。著者的に言うならば、その最終地点は神さまとの一体化ということのようです。

ただそれはとてもとても遠い先のようですが、少なくともこの人生では、今よりもより良い選択ができるようになるのが内省だと感じました。そしてそれがカルマと呼ばれるものを清算していくことを意味すると著者は言います。

そこまで深遠なことは実感が難しいですが、まずは今の人格をもっと良くしたり、人生で「より良い」選択をして本当の幸福に近づいていきたいと思いました。そのための方法が全部内省にあったのです。がんばります!

※個人の感想です。
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今まで瞑想と聞くと、目を瞑って心を落ち着かせてリラックスするだけのものと思っていました。

もちろんそれはそれでいいものです。しかし、何かが足りないんじゃないかと漠然に思っていました。

それがここで紹介されている内省という方法で、ああそうだ、こういうこともやりたかったのだと気づかせてくれました。詳しい方法はぜひ読んでいただいて知ってほしいのですが、簡単にいいますと自分を掘り下げる瞑想法です。そしてなぜ掘り下げるかというと、本当の自分を発見して、正しい成長へと自分を導くため、なのです。(偉そうにいってますが著者の受けうりです（笑）)

具体的にその方法は、なぜどうして？どうしたらいい？など、色んな質問設定を用意しておいて、自分を掘り下げていきます。

自己分析と自己発見を繰り返していき、結果を深く落とし込んで実生活に生かしていく方法です。

これまで悩んでは時間と共にまぁいいかと中途半端にしていたものや、解決策としてやっていたけどどことなく不安になっていたものについてはっきりと見えてきます。当然問題を直視しますので辛いこともありますが、そのあたりについても書かれています。

私のこの内省には取り組んでみました。しばらくすると、いかに自分は、「自分を見ないようにしていたか」「自分を誤魔化して生きていきた」、何より「自分をここまで裏切って生きてきたのか」と愕然とします。

「自分は本当の幸せを得てはいない」「人生の目標がない」など、当たり前という気がしました。自分を不幸にしてきたのは、自分を無視していた自分だったのだから。

私と同じように、日々漠然とした不安を抱えていたり、何か言葉にならないモヤモヤがあってスッキリさせたいことがあるけど、どうやればいいかと悩んでいる人が居れば一読していただきたいです。

心を整理整頓させてくれる一助になるとオススメします。

そして人生の整理整頓をしてくれるまで読み込んで取り組むことをオススメします。

※個人の感想です。
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なぜ内省が「最強の瞑想」なのか。そして最強の瞑想である内省をすることによって、自己を深く分析し、改善に導く方法を見つけ出せる理由について、わかりやすく書かれていました。

著者の面白い点は、内省がつまらない、面白くない、ときに痛みや苦しみを伴う作業であることなど、デメリットについてハッキリ述べているのもかかわらず、「よし、やってみよう!」という気にさせてくれる点ではないでしょうか。

また、書き方もわかりやすく、具体例がとても理解しやすいものをうまく選んでくれているように思いました。

身近な例だと、仕事に行く日に朝起きられない原因や、職場で周りをいらつかせる発言をする人、仕事にやりがいややる気を持てない理由など、そんなことまで内省で理解できるという話などです。

多くの人が身近に感じる具体例を出して説明してくれているのは、わかりやすいと感じました。

著者の平易な話し言葉はもしかしたら、反発されやすいかもしれませんが（笑）、それをさしひいても魅力的でわかりやすいです。

※個人の感想です。
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本書は、30年にわたり西洋系神秘学の研究に従事。始まりは、表の顏は大学の教授(!)という知的でミステリアスな神秘学の導師に師事したといいます。イメージですが、ルドルフ・シュタイナーのような知的な師匠だったのかもしれません。そんなことを想像してワクワクしてました。（笑）

そしてそんな師匠に学んだだけあって、著者も大変に理知的に物事を解説し、伝えてくれます。上から目線のような口語体ですが、多分それはキャラ設定であって、本人はとても優しそうだなと伝わります。

またマーケティングの専門家でもある作者は、その能力をフルに発揮し、現在オンライン・オフラインでの神秘学講座を広く開講しているとのことです。10年以上も教えておられ、専門家なのだなぁと感じます。

本作は、そんな作者が自分の本当の内なる声である「内省の力」を詳しく解説し、その実践法を深く掘り下げる内容となっています。西洋系の神秘学を基礎としているため、「スピリチュアル」や「カルマ」などの専門用語も多数飛び出すが、口語体で分かりやすく解説しているので、初心者にも理解しやすいです。

それでいて語りかけるような文章は、読者をいつのまにか「内省」の世界に引き込んでしまう。本作を読み終えて、いつもの世界が変わって見えた。早速、私も今日から作者推奨の方法の一つで、「内なる自分」を見つけていきたいと思いました。

※個人の感想です。
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