もし・・・今あなたが、なんとなく
「自分がどこに向かえばいいかわからない」
とか、
なんとなく
「自分に向いている生き方がわかんない」
「焦燥感や不安が突然やってくる」
「うまく言えないけど、毎日退屈」
という気持ちで心がいっぱいになってしまうこと、ありますか?
もしかしたらそれ、「おとなの人生迷子」かもしれません。
迷子になるのは子供に限ったことではありません。
それは大人でも同じ。
いえ、むしろ大人は人に道を聞くことをためらったり、恥じと思ったりしてためらいがちです。
だから実は大人たちこそ、人生では迷子になりやすいものかしもれません。
もちろん、ほうっておいたら、どんどん道に迷うばかり。
しかも、おとなの迷子は誰も気にかけてくれません。
自分で助けを求めて声をあげたり、自分の状況に気づいて解決策を講じていくしかないのです。
そもそもなんで、大人なのに迷子になってしまったのでしょうか?
それは・・・あなたが大人でも自分の「気質」を間違えている可能性がとても大きいからに他なりません。
多くの大人は・・・学校の先生でも、会社の上司も、頼りになると思っているあなたの同僚も、自分のことは実はよく見えていません。
自分の「強み」を見つけるテストが流行ったりするように、人にとって「自分」は実は永遠の謎。
だからあなたも、ちょっと迷子になってしまったのです。
でも、実はあなたが迷子から抜け出て、今までよりもラクに楽しく、そして迷わずに歩くヒントも、やっぱりあなたの中にあるものです。
そのヒントを私たちは、「気質」といいます。
気質。
普通に考えれば、この言葉は心理学でいうところの『一般的な感情傾向から見た、個人の性質』という程度でしかありません。
ですが、ここでは少し違う意味を持つのです。
それが、20世紀の教育家にして神秘哲学者ルドルフ・シュタイナーの『気質』です。
気質とは、シュタイナー教育でも知られている哲学者ルドルフ・シュタイナーが古代ギリシア哲学の四体液説に基づいて行った分類です。
「多血質」、「胆汁質」、「憂鬱質」、「粘液質」の4つの言葉にわけられていて、私たちの性格や特徴の礎になっていると考えています。
また、かつてメルマガ『魂の神秘学』でシュタイナーの気質で次のように書きました。
気質とは、
■多血質
・風
・春
・好奇心が強い■胆汁質
・火
・夏
・短気、行動力がある■憂鬱質
・地
・秋
・思慮深く、継続力がある■粘液質
・水
・冬
・のんびり、おだやかざっくり言うとそんな分類である。
そして必ずしもどれか一つというものではない。
ある要素が7割、
次は別の要素が2割、
そしてまた別の要素が1割という具合に、その人の傾向というものがあり、その配分が個々バラバラな人の『気質』の傾向を生み出している。
シュタイナーはこれを幼児教育に取り入れているわけだが、これは単なる性格判断的なものではない。
もっと奥深い、魂の傾向ともいうべき深みがある。
よく「人間は宇宙だ」と表現される。
そして地球の四季は、宇宙の営みが地球に反映されて生み出されている。
つまりこの気質も、それぞれ四季に対応しているように、その人の魂において宇宙のことわりの反映といえる。
魂とは宇宙を映し出す鏡。
すると、もしあなたが自分の気質にあった生き方をしていないなら、宇宙から受け取る力をその身に受け取っていないようなものなのだ。
それは川の流れに逆らって歩くかのようにとても抵抗の多い人生を生み出しかねない。
苦手で無理目な仕事を無理してこなしていたり。
親、友人、恋人、夫婦、根本的に合わない人間関係に無理して付き合っていたり。
しかし逆にいうとそのことわりを知ることで個々の人生に実に活用できて、そして実りをもたらすことのとっかかりにすることができる。
それが気質論だ。
と、このように書きました。(※一部加筆修正
今、改めてそう伝えたいと思うのです。
もしあなたが、今、人生で少し迷ったり、息がつまっていたりして、毎日が息苦しくて、生き苦しいのなら。
気質を使って、「魂にゆとりのある生き方」が出来るかもしれません。
ぽよよ~ん。
というわけで! お久しぶりのスライム先生だぽよん!
連続講義以来ですね! みなさん元気にしてたぽよ?
先生もこの通り、ぽよんぽよんしてました。太ったわけじゃないぽよ。
はい、今回は講義の案内ではないぽよ。
スライム先生とのトークセッションのご案内ぽよん。
ここまでの説明のとおり、今、私たちには「魂のゆとり」が足りないぽよ。
もうね。圧倒的に足りませぬ。
この社会はどうしても、生き急ぐことを強いられてしまうぽよ。
人生100年時代に入ったと言いつつ、若い頃は「いい学校」「いい大学」「いい会社」に向けた準備を強いられて。
壮年になっても「老後」の準備で資金づくりだなんだと、不安を煽られながら準備におわれるぽよ。
先日どっかのお医者さんが書いた本に書いてあったぽよ。
人生は70歳で老け込むかどうかの壁があり、そして80歳になったときこそ、ほんとに好きなことして生きろ、と。
・・・・
ちょっと待って。
先生はそもそも80歳まで生きていられる自信はないぽよ・・・・!(⦿Д⦿;)
なんなんぽよ。(怒
不安ばかりを煽り、「準備準備」で準備ばかりしていたら高齢者になって静かに人生を終えていくぽよかね?
そもそもそんな風に不安ばかり煽って「今」を生きられない社会だと、ヒトもスライムも自分との対話を忘れて、自分を置き去りにしてしまうぽよ。
なぜなら、目線はいつも「不安に満ちた将来」ばかり注がれるからぽよ。
で、気が付いたら「迷子」になってしまうぽよね。
自分はいつも「今」にしかいないのに。
そんなときそ、深く深呼吸をして「ほっ」とできるように、心を・・・魂をゆるめて欲しいと思うぽよ。
でも、自分の魂のゆるめ方なんてみんな知らないまま。
だからスラ先とのちょっとした時間で、「自分のほんとの気質」をおもいだして、もっとラクにいられる自分を取り戻してみないぽよ?
先生は、スライム界で平和に暮らしていたところ、不良テイマー・・・じゃない、夏樹さんに召喚されたぽよん。
【注:テイマー。ファンジー系用語。主にモンスターをテイム(この場合は手懐ける、飼い慣らすの意)して、味方として使役する職業。】
先生ももちろん生きるために働いて、苦手なお料理もして。
ときに時間に追われることも、もちろんありますぽよん。
それでも。
先生はいつでも「スライム」に戻ることできるぽよん。
これが先生の本質ぽよ。
この気質が、自分の気質だと理解しているから、このあり方でいられる環境を自分の人生に少しずつ築いてきたぽよ。
それが、自分の気質を知るということ。
自分の魂が、もっとも自分で在れる〝場所〟。そこが私のアナザースカイ。
それは今風に言えば、自分軸で生きる、なんて言い方なのかもしれないぽよね。
でも、先生はスライムだぽよん。
「転生したらシュタイナーの気質を語るスライムだった件」なように(笑)、あなたのスラ先でいたいと思います。
というわけで、『魂の神秘学』大人のためのシュタイナー教育シリーズ、『気質』担当講師として、みなさんに「気質の魔法」をちょっとだけかけていきたいと思います。
あなたの毎日が、もう少しだけラクな日々に変わる魔法。
それが、
「もっと毎日をラクにする心の使い方」
です。
スライム先生とかわす安全な小部屋でのプチトーク&セッション。