叡智と真理を探究する者のために

Vol.47「ノー・ブランド,ノー・ライフ!」

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■Vol.47「ノー・ブランド,ノー・ライフ!」
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どーも、オレさまです。

最近では、
大体月に1~2本のビジネス本書評号の方が、
反響が大きくて複雑な気分です。(笑)


もう少し、
神秘学系の内容のときも感想とかくれよ。
ったく。(笑)


まぁいいさ。
ほんと、とくに家族を背負うヤロウども、
個人でビジネスやってるぽまいらよ。


これからは生活力というか、
稼ぐ力が露骨に問われる社会になっちまう。


大切な人、家族を守るためにも、
こうした勉強は続けたほうがいいと思うよ、
マジで。


そんなワケで今回の書評号。
今回は、ブランドの話。


『利益を生み出す熱狂ブランドの作り方』
著者: アレン・P・アダムソン

https://123direct.info/tracking/af/1084075/suAmhfF3/


さて、なぜ今回はこいつのチョイスかというと。


“個の時代”だからこそ、
個人のブランド力は、
まさに死活問題になるからだ。



【“ブランドなき個人”は、信頼されていない証】


よく昨今は個の時代という。


なんとなく、わかる。


自分の価値を大切にして生きるとか。


自分というたった一人の人間。


自分という価値に立って生きる。


まぁスピリチュアル的にはわかるといえば、
わかる。


人は人であるというだけで、
尊いし、素晴らしい価値がある。


自分という価値を大切にして生きること。
それが、幸せの在り方。


言葉は違えども、
そんなようなことをよく聴くわけです。


だが、世界はそんな美しい真理を示す一方で、
たとえようもなく残酷だ。


おまえさんは本当に価値があるのかい?
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


世界というより、
社会は常にそう問いかけてくる。


つくづく思うことがある。


ぽまいら、たとえばサラリーマンに聞きたい。


社内で、
どれだけ自分の“強み”“価値”を理解してもらっている?


どれだけ、
その強みに即して仕事を受けおっている?


まさか、
なんとなく営業部の人だから、
営業の仕事を・・・というカンジかい?



例えば、主婦の人。


旦那さんや親類、
あるいはママ友さんたちに、
どんな内容で頼られたことがある?



例えば、学生さん。


ぽまいらも、
どんなジャンルで友人に頼られたり、
意見を求められたことがある?



「頼られた」「ある分野では必ず頼られる」
と自信をもって答えた人。


それは本当に自分が「売り」にしているジャンルだったかい?
一過性の知識やスキルではない、
おまいの本当に大切なコアに根差したものかい?


もしそうなら、
大丈夫。


この本は必要ない。


もし自信をもってイエス!
と応えられなかった人。


リーマンなら、リストラ予備軍だ。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


他の人だって、漫画で言うところの
「モブ」キャラ化しかねない。


そう、今、
おまいさんは「ブランド」を持っていない状態なんだ。


それではこの先、
人生の充実から縁遠くなってしまう。



「毎日必死に生きていて、
 自分の売りだとかなんとか、
 そんなこと言っているヒマはない」


それこそそんなこと言っているヒマはない。


日本はこれから、
長期的にもっと生きることが大変な社会になる。


個々が「生活力」を高めることも重要だが、
同時に、「PR力」も高める必要がある。


その手段が、ブランドだ。


自分にブランドを構築すれば、
もう誰もあなたを無視できなくなる。


自分のブランドが確立すれば、
何も言わずとも、
人が周囲に集い、
あなたを頼り始めるのだ。


うす甘いことを言うのはヤめよう。


あえて厳しく言おう。


誰からも頼られない=誰もあなたに価値を感じていない。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


これが、
社会、人間関係、
会社等の組織における一つの事実なんだ。


だが、心配する必要はない。


なければ、
作ればいい。



【ブランドは、約束の証明】


さて、ブランドと聞いて思いすだすのは、
おれはアップルだな。


ぽまいらはどうだい?


クリチャンディオールとかか?


オレさまはそういうのはよくわからんけどw


ともかく、アップルに話を戻す。


秀逸なデザイン、設計思想。


おれの中ではアップルの代名詞だ。


もちろんジョブズの数々の名(?)ストーリーも。


むしろ、
後者のストーリーこそ、
強烈に人々の心に刻まれるので重要だろう。


アップルブランドが、宗教とも揶揄されるほど、
強烈なのは有名だ。


自分(企業)は、
このサービスの開発のために何を行ってきたのか。

その結果、何が起きたのか。


そして得られた自分だけの強みとは。


などなど。


ブランドは、
実に巧みにストーリーを語る。


個人なら、たとえば、
おれの主要作品ラトニア・サーガのイラストレーターさんは、
法学部卒の元サラリーマン。


しかし、イラストレーター末弥 純の作品に出会い、
ほれ込み、
リーマン中に絵師の修行を独学で開始。


このときに初めてイラストというものをやりだしたわけだ。

もちろん絵の仕事もないのに仕事をやめて、
新聞配達で食いつなぎながら修行。


リアルなテイストの作品クオリティを追求し続けて、
無名時代にうちのHPや電子書籍イラストを手がけたり、
ゲーム関係のイラストをこなしているうちに、
少しずつ仕事が増えてきた。
(ちなみにこんなイラストhttps://storytellerbooks.jp/books/121012_02/)



この人の修行エピソードのストイックさときたらハンパないわけだ。



しかし、多分、
クオリティ的には彼と並ぶ人は多々いるだろう。


だが、彼の「ストーリー」を知っていれば、
それだけで、
彼の価値はぐっと高まる。


「この人に頼みたい」

「この人と仕事をしたい」

「この人の作品が欲しい」


ストーリーだけで、もう思ってしまう。
例に出した彼はあえて声高に語りはしないが、
彼と仕事した者はそうしたことを知る。


無論、また彼に頼みたくなる。


それが、ブランドだ。


そしてブランドは約束だ。


ブランドの提供する製品なりサービスを手にすれば、
そのブランドが提供している価値を必ず手にするというね。


そこには、
妥協はない。




【ブランド戦略は、愛される戦略】


企業は、もちろんどこだって顧客に愛されたい。
企業に限らず、我々一般人だってもちろんそうだ。


人々からの愛情を感じることは、
内的幸福の第一歩だ。


そこを「愛してほしければ、まず愛しなさい」
なんてヤるから、ややこしくなる。


オレさまは、
「あなたはそのままでいい」
なんてコトは言わない。


そんなうす甘いのはゴメンだ。


愛されたいなら。


人から必要とされたいなら。

人から頼りにされたいなら。

自分の価値を確立したいなら。


まず、自分が変われ、
と言いたい。


自分というブランドを確立するんだ。


ブランドとはその分野において
顧客から「区別」される
特別な存在ということ。


その他大勢の中から
区別されている、ということは、
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
おまえさんのファンになっているということなんだ。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

そして、ファンというのは
普段は固い財布の紐を緩めて
ブランドの商品を買ってくれる。


個人なら、より人から愛されるということ。


会社員なら、より人から頼りにされるということ。


その結果、幸せの充足を得られる機会はまし、
勤め人もその価値を高め、盤石のものとなる。


それが「自分」という価値を見出し、
確立すること。


自分というオンリーワンを確かなものにする。


そのメソッドは、
心理学的なことよりも、
スピリチュアルなことよりも。


ブランド戦略という科学にこそ、
確かなメソッドがあるということなのさ。



自分という価値を確かなものにしたい人。
自分という価値で勝負したい人。


そして自分という価値をたった一人でもいい、
誰かに伝え、理解してもらいたいと願っている人。


大胆でもいい。
ささやかでもいい。


そうした願いを叶えるメソッドとして、
マーケティングにおけるブランド戦略は、
確かな武器となるだろう。


ある大学で、
就活生に学ばせるというのも当然な気がするぜ。


自分という価値を最大限に引き出し、
魅力的に伝えていくメソッドなのだから。


そんなわけで、
今回もヘタなスピに頼るより、
科学であるビジネス戦略、メソッドを使え!
というところ。


ま。そんな話だ。


興味のあるヤシは、コチラ。



『利益を生み出す熱狂ブランドの作り方』
著者: アレン・P・アダムソン
https://123direct.info/tracking/af/1084075/suAmhfF3/

オマケ

書籍の目次

PROLOGUE 成功の鍵のありか

PART1 価値あるブランドの違い

CHAPTER1 成功するブランド
価値ある違いとエネルギー

CHAPTER2 優位に立つブランド
「誰」と「なぜ」から作られる


PART2 ブランドが語るべきストーリー

CHAPTER3 基幹となるメッセージ
ブランドの行いがブランドを決める

CHAPTER4 ブランドストーリー
顧客も語りたがる熱狂をつくる


PART3 トップで居続ける

CHAPTER5 マラソンへの準備
スプリントでは優位に立てない

CHAPTER6 どこで勝負するのか
優位に立つために、勝てる場を知る



利益を生み出す熱狂ブランドの作り方
著者: アレン・P・アダムソン
https://123direct.info/tracking/af/1084075/suAmhfF3/

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■編集後記
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さて。
今回は個人もブランドを確立する必要がある、
という考えからだ。


というより、
生き残りに必須メソッドといってもいいかもしれない。


いささか世知辛い内容だったかもしれない。


しかし、
これも社会のひとつの事実なんだ。
好むと好まざるにせよ。


うす甘いスピリチュアルなことばかり言っているのは、
正直ラクだ。


厳しい現実を直視しないですむからな。


だが、少なくともおれは自分も、
そして読者にもそんな逃げは打ちたくないし、
打って欲しくない。


こんな世界を生きるにあたって、
オレはせめておれの好きな人や、
こうして何かの縁で読者になってくれた人たちには、
少しでも社会的経済的、
人付き合い的意味においても、
よりよく生きていってほしいと思う。


そのためには、
ときに神秘学よりも、
おれのもう一つの専門、
マーケティングのほうがよっぽど役立つときがある。

そうした意味で、
ビジネス系書評号を月に1~2度程度だが始めている。

今回の書籍で言えば、
ぜひビジネスパーソンだけでなく、
他の人々も自分に当てはめて援用して欲しい
と思う。

おまいさんの人生に、
少しでも役立てることを願っているぜ。

じゃ、またな。





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