なぜスピリチュアルを学ぶ者は、自己浄化(クリアリング)に務めねばならないのか。 ~自分のための努力から、世界のための務めへ~
この記事は、
・スピリチュアルでの自己浄化の必要性
・自己浄化と霊的進化の関係
・スピリチュアルな道の想念の浄化
について学ぶことができます。
Contents
1.すべての霊性の道は、自己浄化から
はい、どーも。
夏樹です。
今回は、よくスピリチュアル系の人々が言う「自己浄化」「クリアリング」とかについて。
これらは、特にヒーラーが必要と言っていることが多い。
しかしながら、その多くは、主にエネルギーワークとしての浄化のように思う。
だが、オレはそもそもとして、
■スピリチュアルな道を歩む者は、
自己想念の浄化が必要である
■そしてそれは一人ひとりの務めである
と言いたい。
神秘学徒は─いや、他のほとんどの宗教的な修行者は、自己の浄化に務める。
スーフィ(イスラム神秘主義)だろうが、仏教(密教)だろうが、キリスト教だろうが、自己の内面を見つめ、けがれた欲望や想念を浄化していく修行は、基本にしてもっとも深奥な行法だ。
何故深いかと言えば、それは、このプロセスこそが、人を霊的に進化させるからだ、といっても過言ではない。
たとえば薔薇十字系の修行においても、もっとも安全にチャクラを発達させる行法すらも、仏教でいう八正道のように、内面・人格の向上に努めるようなものだ。顕教・秘教を問わずして、霊性の道は、必ずこうした自己浄化の道からまず入る。
2.なぜ自己浄化は、霊的に進化するのか。
そもそも論だが、なぜ自己浄化は、霊性の進化につながるのだろう。
人は、まず今この人格としての「魂」がある。そしてその先に「永遠の人格」としての「私」がいる。
簡単にいえば、ハイアーセルフというもんだな。
(ホントは違うかもしれないけど、まぁ多分近いと思うので)
そしてこの「今の私」(現在の人格)と「永遠の私」(高次の私)との差が、「潜在意識」としてジャングルのように生い茂っているブラックボックスだ。
ここをきれいにして、今の人格=ハイアーセルフにしてしまうことが霊的進化のとりあえずの目標だ。
つまり、潜在意識の消滅。意識のすべてを顕在意識にしてしまう。(意識のすべてを理性的コントロール下に置くこと。)このプロセスこそ、内省(自己分析)によって「理性の光」を当てることなんだ。光を当てることで、潜在意識という闇を駆逐する。潜在意識に理性という意識が当たればあたるほど、人は無意識的に、衝動的に生きることがなくなっていくのだ。
自分の思考・言動をすべて自分で把握し、自分を本当にコントロールできるようになる。
ほとんどの人間は、寝ながら反射で生きているようなものだ。
極めて「動物的な」状態だ。
もし顕在意識と潜在意識の量的差が、3:7くらいだと言うならば、人は3割しか自分の意志で生きていない、ということに等しい。
さらによく誤解されるが、潜在意識は、別に神的意識と直結しているわけではない。
潜在意識にインプットすれば願いが叶う、というのが誤解のもとだ。
潜在意識とは、単に「理性が当たっておらず、理性でコントロールできない意識領域」なのだ。
逆に言えば、この潜在意識も「意識」の範疇なので、文字通り「理性的」に意識されるべき領域だ。
だからマスターと呼ばれる存在は潜在意識がない。
自分の行動のすべてを把握している。
行為の結果もわかる。求める現象を生じさせるのに必要な行為のすべて、因果関係が見えているのだ。潜在意識に放り込んでしまえば、それが実現(現実化)するのは、いわばランダムだ。
しかし、完全に理性的意識になってしまえば、ことの始まりから終わりまで、自分の意のままとなる。
つまるところ、霊的進化とは、潜在意識の領域に理性の光を当てて、潜在意識を減らすことにあるのである。このプロセスを「浄化」と言っているのだ。
潜在意識には、これまで自分が抱いてきたネガティブな想いも欲望も、たっぷり詰まっている。それらを照らし、掃除することだからな。
まさに「想念の浄化」なのだ。
それを我々は、「内省」と呼ぶ。
3.スピリチュアルな道を歩む者は、自分の想念に責任を持ち、想念の浄化を行う
また、内省をして自己を浄化し続けないと、我々は意識的、無意識的に数々の欲望的なエレメンタル(想念形態)を生じさせる。
産みだされたエレメンタルは、それ自体が知性をもつた生命体として活動する。
イメージとしては、生霊に近い。
人は日々、欲望的な生霊を産み出し、自己に溜め込んだり、外に飛ばしている。
とくに夜寝ているときに無意識的に生じさせる。
そしてエレメンタルは、一度生まれると、その欲望を達成するために行動する。
輪廻してもついてくる。
輪廻する魂の「潜在意識」に貯蔵されているのだ。
しかも、一度生まれると、自分の外に出ていっても、産みだした本人にエーテル・エネルギーを吸収しに戻ってくる。
さらにこのとき、同種のエレメンタルと合体して、七倍にもなって戻ってくる。
その繰り返しが中毒性の欲望だ。
そして自分の生み出した欲望のエレメンタルが、上記のように誰かのエレメンタルと合体して、自分ではない誰かに戻ることもある。その結果、自分の抱いていた悪い欲望が、誰かを汚し、その欲望にまい進させることにもなるのだ。
だから、
神秘学徒は気づかねばならない。
自分の想念は、
決して「自分の内面だから誰にも迷惑かけないというものではない」と。
想像してみなよ。
おまえさんの抱いた犯罪的で動物的な欲望、それも日々抱いて悶々としていた欲望があったとする。
幸い、おまえさん自身はどんなに悶々としても、踏みとどまる理性があった。
だが、おまえから生み出されたエレメンタルは彷徨い、
合体し、さらに強くなって別の誰かに憑依して、その欲望を実現してしまった。
実現してしまった人にとっては、まさに「魔がさした」瞬間だ。
元々、そのエレメンタルを産みだすような、似たような傾向があったから波動が一致して憑依されたのだが、それでも最後の一線を超えさせたのは、「おまえの想念だ」といえる。
別の誰かをひどく傷つけることが前提して叶う欲望だったならば、その人を傷つけてしまったのは、おまえ自身ともいえるのだ。だから、日々抱く欲望すらも、決して自分だけの想いだからと思ってはならない。
この世界に住まう一員として、浄化に務める。
その義務があると本当に自覚する。
このとき、自己浄化の個人的努力が、この世界という庭園全体を美しくする結果へと繋がるのだ。
そのとき、これまではただ自分の成長のためのだった行為が、世界への貢献そのものとなるのである。
余談だが、上記のプロセスを応用するのが、「引き寄せの法則」で働く力学だ。
だから引き寄せの法則を使って願望実現に精を出すのも結構だ。
しかし、神秘学徒たるものは、まず前提として、「その願望は自分が持つに値するのか」「持ってもいいのか」といった点で徹底的に分析すべきなのだ。
その上で、カルマが許すならば、その願いは正しく叶う可能性が生まれるだろう。
そして「正しく叶えた願い」でない限り、必ず手痛いしっぺ返しを喰らうだろう。
ま。そんな話だ。
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あとがき
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そんなわけで自分のための内省、世界のための内省、
そのプロセスから簡単に引き寄せの法則までも触れてみた。
エイブラハム?とやらが広めている引き寄せの法則。
上記の視点がないままに、願望実現メソッドとしての「スキル」だけを流布している点が昔からひっかかってねぇ。
人は喜びを求める性質だし、それは自然なことだ。
ただ、たとえば「喜び」だからって、人に迷惑かけたり、麻薬とか破滅的なものはどう考えても、「ダメ。絶対」だろ?
まぁそれは極端な例だけど、つまるところ、願望を抱くにしても、きちんと取捨選択、自己分析が必要ということ。
ぽまいらも、忘れんなよ。
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