叡智と真理を探究する者のために

火の神さま

はい、どーも。ふと、今回はある意味民俗学的ネタ。



ところで、最近オール電化ってもんの普及が進んでいるとか。コレってどうなん?



元からオール電化な賃貸マンションに住んでいたヤシは最低、という。で、仮に一軒家用で充分な火力(電力?w)があるモノであったしても、やはり疑問には思うのだ。



電磁波問題とかもあるのだろうが、オレさま的には「家の中から火が消える」というのが問題な気がするんだが、どうだろう。



たとえば、オレさまは子どもの頃、アソビでストーブに向けてオナラをかましたとき、「火の神さまに罰当たりなことをするな!」とオフクロに叱られた記憶がある。



これを無学なオンナの迷信とせせら笑うのは簡単だ。



しかし、日本には古来から、かまどや囲炉裏を信仰する習慣があった。かまど神、荒神、火の神、呼び名はさまざまだ。



生活の中心を担っているかまどの火。煮炊きに利用され、暖をとり、生活照明ともなり。そして死と再生を意味する火は、人々の中心的存在だった。



人々の生活全般にかかわり、それがなくては生活が成りたたないかまど。ごく自然に、人々はかまど、つまり「火」に対して畏敬の念を持つようになった。



つまり家の中に「火」があるということは、こうした火にまつわる物理的な暖かさだけでなく、人の生活を支える自然の恵みや、この火を囲んでつむがれる家庭的な意味での暖かさの記憶へと結びついていく。



囲炉裏の前で、じいちゃんが語る古い智恵・・・なんてのもそうした類だ。ネイティブ・アメリカンの住居でも同様だろう。




現代では、確かにそうした意味は確かに薄れている。「火」が残っていても、せいぜいガスコンロや石油ストーブくらいのものだろう。



だが、たとえごく僅かなものであっても、たとえばガスコンロで直接目視できる「火」の熱で温かい料理が作られることを実感するなど、「火」に対する恩威を感じて育つことは、人の情操教育上欠かせないものだと感じるね。



文明的で、技術的で、生活が向上する。そうした利便性の影には、失われてしまうものもまたある。



選択が多様的になっている現代だからこそ、取捨選択というのは利便性とは異なった視点に置く必要もあるのではないだろうか。



そうした「目に見えない」世界を大切にした文化を日常に溶け込ませて生きてきた、「スピリチュアリティ」が日本にはひっそりと息づいている。失われてはならない智恵の文化として。



ま。そんな話だ。





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はいはい。そんなワケで。オレさま主催の『神秘学講座 基礎編』の案内だ。


↓ここ見ておくんなまし。参加してみっか、という奇特なヤシはどうぞ。


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