好きなことで生きる?
はい、どーも。ぼくちゃんです。
予約投稿をひとつセットしておくぜ。
さて。タイトルだが、フツーに考えれば、幸せだよな。人間の一生、勤め人であればもっとも長いのが「働く」時間だ。
それが「好きなこと」であれば、幸せなのは疑いがない。
さて。だがここは一応、「スピリチュアル」ブログ。もう少しこの点を考えよう。
昨今は、すぴな開業をするヤシらが多い。ヒーリング、カウンセリングサロンであったり、スピな講演やセミナーなど。こうしたビジネスで食っていくヤシらはよく「好きなことで生きていける、食べていけるので幸せ!」というようなこともブログとかで発信している。
せいぜいが副業レベルで小銭を稼ぐのが精一杯のヤシが大半の中、専業で成功しているのならそれなりにビジネスセンスもあるのだろう。その点は立派なもんかもしれない。
んだが。たとえばヒーリング。この宇宙に偏在し、無限に供給されるエネルギーをちょいと人に与えられるからと(思い込みでなければw)、それで金銭と交換する。
人生をちょいとさ迷い、苦労し、その過程でスピな知識と出会って「悟った!」となり、今度はセミナー等でその体験を切り売りする。
クチで愛を語るわりには、「宇宙は愛に満ちている。私もあなたを愛している。お金をはらってくれたら、私の知識や愛を与えます」という行動で示す。
無論、中にはほんとに自身の霊的資産を金銭と交換することを許されているヤシもいるのかもしれない。クリヤヨガのヨガナンダや人智学協会のシュタイナーとかさ。(彼らの死後の団体はしらんぞw)
彼らのその「高さ」は残された著作から充分に推察できる。そしてビジネス路線に乗せてしまうことが彼らの目的にもっとも合理的だな、とも思わせる。
一方で、「フツーの仕事をしたくない」としか思えないレベルの者が、平気ですぴをビジネスとして展開する。「好きなこと」で生きていくために。
・・・うちのオヤジはさ、はっきりいって会社勤めが大嫌いだった。夜寝てるとき、寝言で「・・・会社いきたくねー・・・」と何度も何度も言っていたので、本気でおふくろが精神的にまいってしまったらどうしよう、と心配していたこともある。
リーマンしつつ、自分で起業しようと準備していたこともあったが、銀行と折り合いがつかず、ポシャッたこともあるようだ。
だが、結局、文句ひとつ言わずオレさまを東京の私大に送り出し、仕送りを続け、定年まで勤め上げた。会社の再雇用は断り、今は気楽(?)なパートタイムの仕事とあわせての年金暮らしだ。
彼はついに、「好きなこと」を自身の仕事にすることは叶わなかった。
だが、てめぇのオヤジだからというわけじゃねぇが、その責任感の強さ、何気ない会話からも感じられる気の利いた、そして合理的なビジネスマインド、意志の強さ。
はっきり言ってオヤジは唯物論者だが、そのへんのスピ系ビジネスマンとは比較にならんほど、人として高みに達していると感じる。
ガキの頃は「サラリーマンなんてカッコわるい」「組織で生きるなんておれにはムリ」etc…いろいろと思った。だが、自分が大人になると、そうやって生きていくことがどれだけ大変で、そして多くのことを学べるのかを知ることができた。本当に、オヤジは尊敬に値する、と心底思ったものだ。
シュタイナーにもこういうのがあった。
少年期、将来やりたくないこと、もしそれをしているとどうなるか、心情を徹底的に考えると過去世からの傾向が見えてくる、と。そして大人になってその「やりたくないこと」をしていたら、そこには深い意味、課題があったりする。
甘い夢を見て、「やりたいこと」だけを追い求めるより、自分はそもそも「なにができるのか」というリアルな自分との対話を避けちゃいけねぇな。
「やりたいこと」「自分ができること」それが一致して、かつ本当に「自分がすべきこと」と合致して生きていける状態へと昇華させるのは、本当に深く自分を理解することが必要だし、こなすべきことがそこにはある。
好きなことだけを追っていると、今世で果たすべき“課題”から目をそらしてしまうことになりかねない。課題を先送りにして、40歳、50歳になって再び課題に襲われたとき、カタい頭と衰えた体力で課題に取り組むハメにだってなりかねんのだ。
昔、経済学の教授がこんなことを授業中に言っていた。(元大手新聞社の記者)
じーさんだったが、おもしろくてな。オレさまも経済学は苦手だったが、彼の授業は好きだった。
「僕はね、本当に英語が苦手で、学生時代からずっと逃げていた。運良く新聞社には受かった。でもね、あるとき、海外に送り込まれて、勉強せざるをえない環境になってしまったんだ。あのときは上司を恨んだなぁ・・・」
とはいえ、彼は英語をちゃんと身に着けた。人間、逃げなければなんとかなるものだ。
だがしかし。
彼の受難は終わらない。
「僕はね、実は経済が苦手で、違う分野の記者でいたかったのに、経済担当になって勉強せざるを得なくなったんだよ」
彼の新聞社でそもそも経済が苦手なんていってられないしな。w もうとにかく必死だったようだ。
学生だったころなど比ではない勉強と激務。どうにかそれでも彼はめげずにこなしていった。一人前に記事も任されるようにもなっていった。
しかし。運命の打撃は、まだ彼を放していなかった。w
「僕はね、根っからの文系だったものだから、数学はほんとうに苦手だった。なのに会社の命令でアメリカの大学院に経済学を専攻するために留学を命じられたんだ・・・」
周りが羨んだというアメリカ大学院への社費留学。しかし、経済記事を書くための経済学の勉強とは、もうレベルが違う。本格的な経済「学」をやるなら、高等数学の習得が欠かせないわけだ。
彼にとっては、まさに地獄への片道切符な命令だった。。。
しかし。彼は逃げなかった。遣り通した。とどめに博士号までとってきた。
そして彼は、さとった。w
「つまりね、人生は苦手でいやなものから逃げたって、絶対にいつか襲われるようになっているんだ。大切なのは逃げないで取り組むことじゃないかな」
新聞社を退職後は大学で経済学の教鞭を執るくらいになったので、がんばって逃げずに取り組み、ちゃんと成功したという結果だろう。
カルマのどんな働きが彼をそうした運命に導いたのかはわからねぇ。だが、彼はきちんと一つひとつ遣り通していった。過去世の記憶なんてなくとも、人生にあらわれる困難に逃げずに取り組んでいけば、思い出す必要なんてビタイチない。
ちゃんとカルマが必要な状況へと導く。
それはともかく。
すぴなことを専業にして「好きなこと」で生きるのは楽しい、と公言しているのってさ、こうした「運命から逃げない」強さを持っているのだろうか。
なにかをさとったような気になっているだけじゃねぇの、と思う。
浅い知識に、浅い体験。
そんなものを切り売りして生活が成り立って、なにがうれしいのだろう。オレさまには、人を騙しているようにすら見える。人生はそんなフワフワしたお気楽ご気楽だけで成り立ちはしねぇ。
もっと骨太で、タフなバイタリティが求められることなんてイヤってほどある。
そんなとき、フワフワしたワクワクwwのエセスピな知識で、どれだけ乗り切れるんだ?
オレさまには、辛い人生から逃げずに乗り切った、タフなじじぃどもの体験や話のほうが、よっぽど人生に対する透徹した「智恵」を感じるぜ。
フワフワ、ワクワクのエセスピ。
それは人生に対する真っ向勝負!wを回避したときの言い訳で塗り固められているんじゃねぇの、と思うぜ。
ま。そんな話だ。
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