波動をあげるって?2
はい、そんなわけでこのシリーズの続き。2つ目。
ではでは。そもそも、「波動を上げる」ということは、霊的に高き世界に近づく在り方をする、というところまで書いたよな。
そんなところから、まず大枠としての在り方を考えていこう。
逆から考えれば、まずそこは簡単なんだ。
では、まず高次元の在り方をしようと思ったら、高次元についての理解、つまり世界観を得ればいい。
どういう世界を高次の世界(つまり根源(神)に近いのか)というのかといったさ。
そうすると、別に神智学でも人智学でもスーフィーでも密教でもいいんだが、「高き世界」を描いている世界観(思想など)を学び、理解しようと務めることが求められる。
目指すべき方向についての理解なり知見があって、そちらをイメージできなければ、どこに向かっていいのかわかんねえだろ。
東西南北、どっちを向くか。それが決まらないと話は始まらない。だから、「上」を指し示してもらわないと、そもそもの第一歩からミスってしまうわけだ。
「なんだ、簡単じゃん」
そう思うだろ?
ところが、意外と世のスピ系はこの出発点を重視していない。
たとえばヒーリングにしても、霊的なエネルギーの取り扱い方や使用方法はそれなりにやるのだろうが、そもそも世界観の部分をしっかりやらない。
その結果、自分の扱う・扱おうとするエネルギーについてほんとのところはくわかっていない。だからその後の自己練磨、向上ができにくくなっているように思う。
ヒーラーの訓練=とにかく実践、みたいなさ。
これはヒーリングに限らず、たとえば「引き寄せの法則」系のセミナーでも多いんじゃないかと思う。それなりにオレさまもこのテの本を渉猟してみた。
その結果思うのは、とくに近年のものは、法則の使用方法そのものは詳細だが、そもそもなぜそうした法則が機能するのか、なぜ存在するのか、といった根本的なところは放置されている。
だから単なる「豊かになるためのスピなスキル」に堕している。
ドライビングテクニックは習うが、車の原理や構造については無知、みたいな。だからエンジンがかからないだけで「なんで動かないの!?」となっているように思う。
引き寄せの法則は、根本は原因と結果(カルマ)の法則だ。そして多くの偉大な神秘家が「もっともミステリアスな領域」といったように、深い謎と神的な叡智にあふれている。
しっかりと学ばないことには意味がないだろうし、そりゃあ誤ってしまうというものだ。だから本来的に、ヒーリングでも引き寄せでも、そこだけを抜き出した各論とそのスキルだけの教授というのは、前提から失敗しているのではないかと思う。
では、前提として、高き世界を指し示す理念をその胸に宿したら。次はどういう歩みをしていくべきなのだろう。ここに来て、ようやく各論にはいっていけるのだと、オレさまは思う。
そんなワケで、各論は次から。
ま。そんな話だ。
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