三位一体を考える―聖霊について
そろそろまともなことも書いておこうとしているオレさまだ。今回は、三位一体、とくに「聖霊」について考える。
わりと正統派なことではあると思うが、オレさまはイエス・キリストを「神」のいち側面と考えている。そして聖霊もだ。
神とキリストと聖霊。この三位一体の聖なる三角形の関係性は、たとえるなら神がアタマで、右手がキリスト、聖霊が左手というようなものだろうか。あまりうまい喩えではない気もするが。
さて、まずイエスについて言えば、キリスト・ロゴスという表現もある通り、この世界において「理性的」な面を司っている。この世界の創造は、絶対無限の存在である神の思惟においてまず生まれたが、実際的に表現したのはキリスト・ロゴスと聖霊だ。このキリスト・ロゴスと聖霊は、右手と左手、あるいは顕在意識と無意識という区分がある。
たとえば、人体においてその働きを見てみる。随意筋と不随意筋というものがあるだろ。手足の筋肉は意識的に動かせるが、心臓などは不随意だ。放っておいても動いてくれる。潜在意識の仕事だな。これ、潜在意識の働きの創造や癒しは、聖霊の管轄だ。
めちゃくちゃ単純な分類をするが、意識的コントロールが及ぶ人体のヒーリングはキリストが担当。無意識的なのは聖霊が担当。
こう言ってしまうのは大雑把すぎるが、ほんとにこういう関係性がかなり成り立っている。無論、重なり合ってファジィな面はかごく多いけども。人間以外では、「自己意識」を持たない動物なんて、もう完全に聖霊の管轄だ。彼らの進化発達など、聖霊の働きのもとなのである。
人間がいま聖霊ともっとも関わるのは、とくに睡眠中だ。睡眠という無意識にあるとき、聖霊は一人ひとりの肉体に責任を持ち、睡眠中に癒しを届ける。睡眠によるカラダの回復とは、実は聖霊の働きによるものだ。
余談だが、怖い夢を見て、たとえばビルから落ちそうになって寸前で目が覚めたりとかするだろ。睡眠中、人は誰でも体脱しているが、このときも聖霊に守られている。体脱中危機にあって、「傷ついた!」と本気で思ってしまうと、そのケガは肉体に反映されてしまうのだ。このとき、聖霊がそれをさせないように一人ひとり「あ、こりゃあぶねぇな」というときは肉体に戻しているのである。聖霊の機能はなかなか、多様だ。
さて。この聖霊。まぁぶったちゃけ聖霊も神と呼んで差し支えはないとは思うのだが、やはりオレさまはよく分からない。キリストはまだ人格をもった人間として受肉したことがあるし、イメージも湧くのでわかりやすい。しかし、聖霊はそうではない。
聖なる霊、という名前からして一般論的な名前だ。ますますよく分からない。
そんなわけで、しばらく聖霊というものについて考えていく。今回は、ここまで。
ま。そんな話だ。
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1.魂のセラピストたれ
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