叡智と真理を探究する者のために

内観の章―まだ続く。

「いつまでこの章つづく? もう飽きたんだけどー」といわれても、「ここは重要な章なんで、ガッツリ逝くんだよ(藁」と言い放つオレさまです。基本、神秘学で大切な学びは、それこそ一般学問のように、理性的に学んでいく部分と内省だ。



早い話、それだけでもいいくらいだ。なので、丁寧にすべくところは、時間をかけてでも詳細に進めていくぜ。今回の話で、神秘学実践編で記しているエーテル系ワークの意味がまたひとつ理解できる。なので、ヒーリングを実践しているヤシはまたよく欲しい箇所だ。こういうのはオレさまの言葉で語るよりも、偉大な先人の言葉の方が深いしな。



では、続きに入ろう。『エソテリック・ティーチング』18章内観より抜粋を続ける。



「私たちは、運動エーテルと刷り込みエーテルを使うサイコ―ノエティカルなエクササイズから始めなくてはなりません。



パーソナリティーを肉体のエーテル・ダブルの一点に固定し、その周辺にエーテルを集めると、自分自身を内側からも外側からも完全に知覚できるようになります。



そうした上で、意志の力によって今度は運動エーテルを肉体各部にエーテル・ダブルに移動させていきます。



こうすると、運動エーテルは私たちの集中力のサークルに組み込まれます。このサークルがだんだん広がって、最終的に私たちのエーテル・ダブル全体が知覚による理解のコントロール下に置かれ、神聖なる静寂によって祝福されることになるのです。



ここで、本物の花を例にとって説明してみましょう。



私たちは、この花の形、サイズ、色などを見ています。赤いバラということにしましょう。そのバラを片手に取って、その外見の詳細を注意深く観察します。



ここで肉体の目を閉じ、刷り込みエーテルを使って、もう一方の手にこのバラとまったく同じノエティカル・イメージのバラを創りましょう。



次に運動エーテルの力を借りて、この創造されたバラを廻し、最新の注意を払って動きのすべてに注目してみましょう。集中力が十分に強ければ、ノエティカルな動きの完全な知覚が得られます。



続けて、このノエティカルなバラの映像と動きを保ちながら、感覚エーテルを使ってノエティカル・イメージに意識を集中してみましょう。そうすれば、私たちはバラの香りを味わったり、指で茎の動きを感じ取ることもできます。



さて、今度は赤いバラの代わりに、まったく同じ大きなの白いバラを視覚化してみましょう。私たちが変えたいのは、色だけです。



それには、まず潜在意識から一輪の白いバラの形態を引き出します。過去の経験に保存されている白バラから色だけを取り出し、それを今あるイメージに加えます。こうすれば、私たちの手には、今、純白のバラがあります。



望むなら、同じ要領で色だけをそのままに、花の種類を変えることもできます。たとえば、白いバラから白いカーネーションにすることも可能です。



これは、私たちに“意志の力”が与えられている証拠です。意志の力があるのだから、望まないものは横に置き、望むものだけを取っておけばいいのです。ただし、それが本当に望むものなのか、抑えのきかない幻想の産物なのか、明確に区別して選択し、慎重に考えてイメージを創らなくてはなりません。」





今回の引用部分は、実践編のワークの部分と重なるな。イメージ力で形態を生じさせ、動かしたり、観察したりする。これはすべてエーテルの力が可能にしていることなんだ。



そしてこうしたワークを続けることで、任意の場所に移動したり、集中するだけだったエーテルを望む形態にして使用したり、望む波動を持たせて使用することが可能になってくる。



ヒーラーであれば、必須の技術となる。またこうした訓練それ自体が、インナー・サイトを発達させ、被術者の病める部分を正確に見抜き、適切にエーテルを用いることができるようになってくるんだ。とくにヒーラーなヤシは、取り組んで欲しいとところだ。



さて。ほんとのことを言ってしまえば、こうして学んでいるからと、いま生きている間に、ヒーリングができるようになったり、霊能力が発動されることは必ずしもないし、またそれでいいんだ。まぁ時間の問題ではあるんだけど。一番肝心なのは、いま生きている間に、こうした知識を学んでおくこと、だ。



地上で生きている間は、物質性の抵抗もあるため、思考は基本的に明晰でいられる。だが、たとえば夢の世界(サイキック界)にいったときは、そうじゃないはずだ。「これは夢だ」と気づくこと自体、多くの人にとっては稀なことだろ。



そして死後、オレさまたちがまず移る世界は、このサイキック界(アストラル界)と呼ばれてるいる。そこでは、生前の思い込みなどにより、自分たちで環境をつくる。



オレさまたちは「天国」にも「地獄」にもいられる。住む世界が変わったとはいえ、人生は・・・学びは継続する。



だが、地上と違って、完全に「思い」の世界である向こうにいってしまえば、天国のような状態であれ地獄のような状態であれ、ときには地上で言うところの数千年だってそのまま停滞してしまうことだってある。いつまでも「夢」とは気づけず夢の中にいるようなものだ。



地上にいれば、生きるためには働かなきゃいけねぇし、人付き合いだってせにゃならん。人は一人じゃ生きられない。肉体だってケアしなきゃならん。



そうしたさまざまな制約があるために、怖ろしく短期間で人は「成長せざるをえない」んだ。



だが、向こうに戻ってしまえば、そんな制約がないものだから、いつまでも、同じ状況に居ることが可能だ。まぁだからこそ、人は何度も輪廻して、この地上の短期促成超学習コースを受けにくるのだが。(苦笑 



いや、あるレベルになるまでは受けさせられる、といったほうが正確だが。



それはともかく、ぽまいらが地上にいる間に、こうした学びをしていれば、それだけ向こうで今の状況を気づきやすくなる。何をすべきかわかる。現状を把握し、思考の集中の仕方もわかる。怖ろしく、有利な状態でいられることに、向こうにいったとき分かるだろう。



地上での生は短い。だが「人生」は、向こうでの暮らしがほとんどだ。そして向こうで迅速に、確実に進歩するために、人は何度も地上という特訓コースwで学ぶ。



地上に生きると、人は何が本当に価値あるものかをすぐに見失い、土くれに酔ってしまう。持っていけるもの何もねぇというのに。持っていけるものは、地上で過ごした最後のパーソナリティと知識・経験だ。



そして向こうで価値ある知識と経験を得ることが地上での学びだ。「霊能力」「ヒーリングの力」といった派手な部分だけに目を奪われることなく、オレさまたちは地道に理性的な学びを続ける必要があるってこった。それこそが、本当におまいを進化させ、助けることになるだろう。



さて。まだこの章は続くのだが、「内観」の章だけあって、それは霊性の向上を促す大切なワークとなるだろう。次回からは、霊性向上のワークとしての内観の意味に踏み込んでいく。



ま。そんな話だ。

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【Contents】

はじめに-最高のヒーリングの話

【内省編】
1.内省の効果として-内省で生まれ変わった男の話
2.理性で、潜在意識という畑を耕せ!
3.瞑想と内省との違い
4.基礎的内省の実践
5.内省の必要性としての補講

【ヒーリング編】
1.エーテル(気)を感じることから始めよう
2.エーテルの機能について1
3.エーテルの機能について2
4.エーテルの機能について3 基礎的プラクティス

【エソテリック・プラクティス】
1. 秘教のスキルとして霊的防御フィールドの構築
2. 1本の赤い薔薇を


【ヒーラーに向けて】

1.魂のセラピストたれ

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  • 加藤 { すみません、今の今迄コメントに気づかず失礼! >人知を超える知恵の賜物 そうですね。そのような叡智に敬意をもって向き合える心でありたいものです。 }
  • 市川康明 { エジプトの秘儀と薔薇十字団の関連を教えて頂いまして,有難うございます. 死後の世界の理解には,論理を超えた感性が必要であり,人知を超える知恵の賜物ではありますね. }
  • ポチ { とっても共感します。 キリスト教ではキリストに似る、であったり創造を完成させることがゴールですが、キリストは創造を完成させるために受肉と贖罪とその後の継続的な働きかけを行い、創造の完成は「(自我の束を含む)この社会」を指してるわけなので、社会運動に参画せざるを得ない。 それをキリスト教で一番端的に表現しているのがプロテスタントなんだろうと思います。 アメリカは理想と現実の狭間で矛盾だらね。でも彼らはだからといって理想を捨てることはありません。 }
  • 加藤 { いえいえ。お役に立てていたら幸い・・・! }

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