叡智と真理を探究する者のために

内観の章―ラストスパート編5

内観の章を書いているからというわけではないが、最近は自分の内面と対峙することが、多い。・・・シャレんなんねーよなぁ・・・と黄昏てばかりのオレさまですが、ぽまいらはいかに日々てめぇの内面に棲むヤシに食われそうになっていやがりますか。



ま。少しずつでも、内省が自分の成長につながればいいんたけどよ。基本、オレさまはアホなんで、なかなかそうもいってねぇようだが、まぁこればっかりは仕方ねぇな。



あきらめず、歩くしかねぇ。



さてと。続き、いこうか。前回は、正しい思考ができるようになると、初めて本質としてのエゴ(私は私)を感じることができ、自らの意志で「永遠の私」へと入って生きるようになると書いた。




今回はその続き。「エソテリック・ティーチング」18章「内観」より、前回の続きを読んでいこう。



「この段階に到達すると、私たちは肉体のエーテル・ダブルと周囲にあるすべてのエーテル・バイタリティーを、自分の指示によって自由に活用できるようになります。なぜなら、もともと私たちの『自己認識―魂』にはそれだけの権威があるからです。



ただし、弱さや激情を伴った現在のパーソナリティーに、この権威はありません。神聖なる贈り物である思考を正しく使い、自己分析によって高潔な態度や行いを意識できるようになれば、私たちの喜びはとても大きなものになります。」



(用語注:『自己認識―魂』 神の似姿そのものとしての人間は、聖なるモナドとして『霊―エゴ―存在』と表記する。<霊>とは神と同質の本質の部分、エゴとは「私」。それらを兼ね備えた存在であるという意味。


 そしてこの『霊―エゴ―存在』は、まず『大天使のイデア』を通過する。このイデアを通過するので、人間とは本質的に大天使と兄弟であり、同じ権威を持つ。そして人間に生まれるには、さらに人間のイデアを通過する。このとき、『霊―エゴ―存在』は、『自己認識―魂』と表記する。)



この抜粋部分では、ほんとに高次のヒーリングを可能にする権威を発動させるには、霊的な、精神的な成長が必要なことがわかる。



人には、<生命力><創造力>の根源であるエーテル・バイタリティーを自由に活用する権威があるのだが、それをほんとに自由に扱えるようになるには、成長が必要なんだ。



感覚性エーテル、刷り込み性エーテル、運動性エーテルについては、通常の訓練でも充分に使用できるようになるが、創造エーテルだけは違う。



神の創造力ともいえるこの聖なる力を用いるには、霊的な高さが求められ、その管理は聖霊の管轄だ。




「さまざまな感情が、私の内側でぐるぐる回っていますが、それらを理解し、コントロールしようと試みることです。そうすれば、それぞれの欲望の正確な強さを計って、それをどのくらい叶える可能性があるか、わかるようになってきます。



このようにして、ある程度強い欲望を横に置くことができるようになると、私たちはさらに成長できるサークルに入り、いっそう集中的な訓練を行う状況を作っていけるのです。」




どんな欲求でもいいが、小さいものから大きいものまで。ぽまいらは、どれくらいそれをコントロールしている? 適切な表現レベルを把握している?



はっきりいって、オレさまはよくわかっていねぇことが、多すぎる。最も強いと言われる三大欲求あるよな。これらは強い反面、「どの程度、かなえればいいか」は、はっきり言ってわかりやすい。基準は誰でも簡単に見出していけるだろう。



自分でコントロールできるかは、別として。



一方、日常生活や人間関係において生じるものは中々、難しい。認識すること自体が難しいケースが多いんじゃねぇかな。たとえば、ある人がある行動をする。そのとき、何か「アドバイス」をしたくなる。友人として。恋人として。先輩として。上司として。夫婦として。などなど。



だがそのときのアドバイスは、コントロール欲求から来ていないと言えるか?とときに振り返ったほうがいいだろう。エラそうに見せたい「自尊心」とかが実はほんとの要因かもしれねぇ。結果としてアドバイスをするにしても、その点は認識しておいた方がいいだろう。



それだけで、自分好みに「相手をコントロールする」意図をうまく避けた表現を取れるようになるかもしれねぇ。



「欲望はエレメンタル(その目的は達成すること)という形態のサイコ―ノエティカル(感情思考的)素材の投影なので人間は「場所・時間」の世界にいる限り、常にエレメンタルにつきまとわれることになります。



私たちがこうしたエレメンタルに栄養を与えれば、それらはより多くのサイコ―ノエティカル素材を得てどんどん力を増し、目的を達成できるくらい強くなっていきます。



逆に私たちが正しい思考によって、それらを無視して近づけなければ、どうなるでしょう? もちろんエレメンタルは何度でも戻ってきますが、そのたびに内なる自己の存在感が強くなって、正しい反応をより簡単に引き出し、対応できるようになるのです。



最近の記事で、よくオレさまは「引き寄せの法則」を批判していたよな。この引き寄せの法則という「創造の原理」では、インプットする欲望の「正しさ」は無論考慮に入れられていない。



ところで、ダスカロスの言うエレメンタル(想念形態)は、2種類ある。思考―欲望型エレメンタルと、欲望―思考型のエレメンタルだ。思考が先に来るときは、理性的な思慮、目的に基づいて創るエレメンタルだ。たとえば、ヒーラーは、ヒーリングをする助けとして創造する。



一方、オレさまたちは、日々、無思慮に、無分別に、野放しになった欲望が先行するカタチでエレメンタルを創っているんだ。欲望―思考型のエレメンタルだ。



毎日毎日、さまざまな欲求をほとんど無意識的に抱き、潜在意識へとタネを蒔く。そしていくつものそれは育ち、生まれる。実際、睡眠中など無意識になっているときの方がそうした欲求は強く、エレメンタルを創造してしまう。



そして一度生まれたエレメンタルは、それ自体、一応知性をもった想念形態の生命体として活動をする。まずは生み出した本人に憑き、欲望を叶えるために憑いた人間を動かそうとする。



必要なら状況をセッテイングすべく動く。一度や二度追い払っても、浮遊している誰かが生み出した同種のエレメンタルと合体して、より強力になって戻ってくる。



自分から出ていったものは、何倍も強くなって戻ってくる。聖書にあるとおりだ。そして本人に戻って憑き、より強い渇きを感じさせ、目的を達成させようとする。



自分に戻ってくるだけならまだしも、他者をも巻き込んでいくこともよくあることだ。


「何を考えたって自由。頭の中で人を殺したって誰に迷惑をかけるでなし」


しかし、おまいの中の「殺意」がエレメンタルとなって出ていき、それ自体は微弱だったとしても、誰か強い殺意をもっているヤシに引き寄せられ、そいつが元々持っていたエレメンタルとあわさってより強力になるかもしれない。そしてそのために、そいつは犯罪を犯す・・・。(こうした環境の圧縮版は、たとえば戦争だ)



そう考えると、何を心に抱くか、というのは決して個人の問題に留まることじゃあねぇんだ。



よくオレさまはここでシュタイナーの自分が「一本の美しい薔薇になることは庭園全体を美しくすることに貢献する」という言葉を述べるだろ。



実はこうした意味においても、一人ひとりが霊的に成長することは、現実として庭園全体を美しくすることに貢献する。ゆえに、一人ひとりが、その内面という庭園を美しくする責任がある。



ダスカロスの言う「正しい思考によって正しい反応を簡単に」できるようになるには時間がかかるかもしれねぇ。しかし、そうなれるように、オレさまたちは歩んでいかなきゃいけねぇんだ。



日々モンモンと抱いていた欲求によっておまいが生み出したエレメンタルが、おまいは行動しなくても、どっかの誰かにバカなことをさせちまったらと思うと、シャレんなんねぇだろ? そして強力になっておまいに戻ってきてもやっぱりシャレにならんしな。(藁



ま。そんな話だ。

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【内省編】
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2.理性で、潜在意識という畑を耕せ!
3.瞑想と内省との違い
4.基礎的内省の実践
5.内省の必要性としての補講

【ヒーリング編】
1.エーテル(気)を感じることから始めよう
2.エーテルの機能について1
3.エーテルの機能について2
4.エーテルの機能について3 基礎的プラクティス

【エソテリック・プラクティス】
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