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『原因と結果の法則』を改めて読み直してみたら深かった話【カルマの法則と神秘学】

Contents

この記事の内容

  • ジェームズ・アレンの『原因と結果の法則』はカルマの本質を鋭く指摘

  • ダスカロスやルドルフ・シュタイナーの神秘学とも共通する内省の重要性

  • 「成功哲学」では欠落しがちな「真の自己犠牲」と魂の成長
    そんな内容についての記事です。。

 

 

ジェームズ・アレンが示したカルマの深い意味

久しぶりにYouTubeで懐かしい曲を聴いていると、
「逃げちゃダメだ」とシンジ君のように自分を励ましてしまった。
さすが『残酷な天使のテーゼ』である。

さて、最近おれが日々実践しているのが「カルマに関する内省」である。
ベストセラーとして知られる『原因と結果の法則』
(ジェームズ・アレン著)は、
現代の「成功哲学」の原点とも言える古典だ。

しかし、おれは改めて読み直して、
その深い洞察に驚かされた。

「心の中に蒔かれた思いという種のすべてが、それ自身と同種のものを生み出します。それは遅かれ早かれ、行いとして花開き、やがて環境という実を結ぶことになります。良い思いは良い実を結び、悪い思いは悪い実を結びます。外側の世界である環境は、心という内側の世界に合わせて形づくられます。」(ジェームズ・アレン『原因と結果の法則』より引用)

ここで述べられているのは、まさにカルマの法則そのものである。

 

環境改善は内なる自己改善から

アレンは人々が環境改善に熱心である一方、
自分自身の改善に消極的である点を指摘している。
内なる自己の改善こそが真の意味での自己犠牲であり、
心の中の悪を取り払い、
良いものだけで満たす作業なのだ。

つまり、内側の思考や感情がすべての「因」となり、
外界に「果」として現れる。

内省を通じて悪い因を取り除き、
良い因を蒔き続けることで、
外の世界(環境)が改善されるのだ。

 

現代の「成功哲学」の落とし穴

おれは、はっきりいえば世の多くの成功哲学本が
表面的なロジックに終始していることに反感を持っていた。

しかし、アレンの書籍は共感できる。

彼の述べる自己犠牲とは、
人間としての本質的な成長を促すものだ。

世間の成功哲学は、アレンの教えを換骨奪胎し、
そのコアを切り捨てていると感じる。
「成功するために宇宙の仕組みを利用する」
という欲望だけが語られ、
本質的な魂の成長が欠落しているのだ。

ダスカロスの神秘学における「エレメンタルと内省」や
ルドルフ・シュタイナーが強調する
「内省の必要性」とアレンの思想は符号する。

魂の成長を伴った内省こそが、
願望実現においても真の成果をもたらす。

 

魂の成長と共にある願望実現

願望を実現するために思考を変えるのは悪くない。

しかし、それが魂の成長を伴わなければ、
本質的な意味は薄れるだろう。
自己改善を通じて「良い因」を
積み重ねていくことが重要なのだ。

神秘学徒として、願望実現だけでなく、
人間としての本質的な成長を目指すことが
重要であると改めて感じたぜ。

 

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  • 加藤 { すみません、今の今迄コメントに気づかず失礼! >人知を超える知恵の賜物 そうですね。そのような叡智に敬意をもって向き合える心でありたいものです。 }
  • 市川康明 { エジプトの秘儀と薔薇十字団の関連を教えて頂いまして,有難うございます. 死後の世界の理解には,論理を超えた感性が必要であり,人知を超える知恵の賜物ではありますね. }
  • ポチ { とっても共感します。 キリスト教ではキリストに似る、であったり創造を完成させることがゴールですが、キリストは創造を完成させるために受肉と贖罪とその後の継続的な働きかけを行い、創造の完成は「(自我の束を含む)この社会」を指してるわけなので、社会運動に参画せざるを得ない。 それをキリスト教で一番端的に表現しているのがプロテスタントなんだろうと思います。 アメリカは理想と現実の狭間で矛盾だらね。でも彼らはだからといって理想を捨てることはありません。 }
  • 加藤 { いえいえ。お役に立てていたら幸い・・・! }

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