叡智と真理を探究する者のために

なんとなく、「在るがまま」についての雑感

秋の気配を感じつつ、ぽまいらはいかが月見のだんごと腹まわりの脂肪の関係性についての考察を始めやがりましたか。



さて、よくスピ系どもがほざく「アナタはそのままでいいんだよ」とか「在るがままでいい」。以前は思想家菅原さん(最近はスピ系路線まっしぐらになってきやがった・・・orz…)のアーティクルを引用して、ダメダメな「在るがまま」と、より高次の「在るがまま」があるということを考えた。つまるところ、人間本性の高次の部分につながる「在るがまま」というものがある、と。もっとも、それ自体が非常に高い境地なので、当然、並々ならぬ努力がいるのだろうが。



で。



先日の白ゆりの観察ともつながるのだが、ふと思うのは、そもそも、「あるがまま」でいいとか悪いとか言ってんのは、人間だけだな、と。



たとえば、花。植物は人間よりも進化段階の低い、低次な存在である。しかし、植物は種から芽生え、光に向かって純粋に成長していく。そこには不純な欲望や衝動、情熱は一切ない。大地にしっかりと逞しく根ざし、ただただ光へと向かってまっすぐに生きる・



そして時が来れば何にも逆らうことなく衰微し、枯れていく。不純な欲望を持たぬまま、次世代へとその命をつないでいく。



ゆりはゆりのまま、「ゆり」という自己をあますことなく、完全に表現し、生ききって去っていくのだ。



「オレさま」はどれだけ、オレさまの持つ本然を表現しているだろうか。オレさまは、オレさまが生まれ持ってきた本然(低次のものから高次のもの、運命的なカルマ、そしてそこから至れるはずの最高の結果など)をどれだけ、顕してきたのか。花であったなら、なんの迷いもなく最高の花を咲かせたはずが、人は何度も咲かせる花を持っているにもかかわらず、一度として最高の花を咲かせていないこともありうるのではないのか。



人はよく、「●●のようになりたい」と憧れることはある。だが、自己をあますことなく出し切って生きていけるようになりたいと考えるものは、少ない。そう思っても、植物にはない低次な部分に負けてしまう。最近、判断に人に迷ったら「これが、私か?」と問いかけるのもひとつの手段だと言ったことがある。人に言っておきながら、自分ができていないことに改めて気付く。



在るがままでいい―植物のようにあますところなく自己の本分に生きることであるならば、なんと困難なことだろう。



ひまわりはひまわりをやりきっていく。
ゆりはゆりをやりきっていく。
薔薇は薔薇を。



そしてそれは、完璧だ。完璧に在るがまま、花は花としての本然をやりきる。



オレさまの人生があと何十年残されているのかは知らんが、この地を去るそのときまでに、自己の本然を低次の欲望や衝動に阻害されることなく、「在るがまま」生きていけるようになりたいものだ。



オレさまは、オレさまをやりきる。そう、在りたい。名も知らぬ路傍の花がそうであるように。



ま。そんな話だ。

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