瞑想と祈りと言葉にはどんなスピリチュアルな意味や効果があるのか。
どうも。なつきです。今回は、ふとタイトル通り、「瞑想と祈りの言葉にはどんなスピリチュアルな意味や効果があるのか」について考えてみたい。
スピリチュアルな行法で、時折、祈りの言葉を伴う瞑想がある。まずそもそもの定義として、瞑想とは、究極的には「神的世界の叡智を深く理解していくための受動的プラクティスである」と考えている。理解したい対象に魂を沈潜させ、対象それ自体に意味を開示させ、真実を理解していくのだ。
(※能動的に特定の能力等を開発するときにも使用されるが、それらは「視覚化」や「集中」のプラクティスでの文脈で語られるべきことが多い。なので「比較的」だが、瞑想はそれらよりも受動的という意味。)
そもそも祈りとはなんだろうか。
人は何を願うときに、人智を超えた何かに訴える。
人は人智を超えた何かに畏怖するとき、自然と頭を垂れて、何かを求め、すがる。
祈りとは、人間を超えた何かに対しての心情と願いの表明から生まれる行為だ。そこに慎ましやかな「畏敬の念」が伴えば、それは「善性」を帯びる。そして集中された祈りは、人の感情と思考の力が注ぎ込まれ、エレメンタル(想念形態)を創造する行為となる。
つまり祈りとは、人が神に与えられた神的力の発露としての「創造」なのだ。これが、「思考は現実化する」の真の意味だ。正しい心情・思考によって生まれたエレメンタルは、神の目から見て正当な願いをかなえるべく動く。その祈り力の総量や願いの難度によって現実化のタイムラグはあるが、一度生まれたエレメンタルは、「必ず生まれた目的を達成する」。たとえそれが複数の転生をまたぐものであっても。
だから自分の願いには注意深く観察し、善なるものであるようにしなくてはならないんだ、オレたちは。なぜなら、自分の望まぬ時期に、かつていだいた願いがかなうこともあるからだ。するとそれは新たな後悔の芽となることもあるのだ。それはもう、自分の人生を悪い方向へ変えてしまうことになりかねない。
この創造(祈り)と瞑想が重なるとき、人は神の現身として、正しく力を発揮する霊的な責任があることがこれでわかっただろうか。そしてそのためにも「心と魂」を正しく在らせる必要がある。そのサポートを行うのが、「言葉」だ。自ら心に抱き、声に出すことで、その言葉の意味する状態に、外的力として働きかける。
例えば、「わが身が神の御心に叶うように心清くありますように」と口にすれば、そう在れるように、わが身を近づけてくれる。言葉は・・・聖句(マントラ)はそのように使用することができる。
だから、瞑想と祈りと言葉の三つが重なるとき、霊的にはとても大きな創造の力、神に与えられた力が働くことが想像に難くないだろう。
瞑想と聖なる言葉と祈りを一つに重ねる
よく講座では、薔薇十字瞑想のレッスンのときに、最後にオレが薔薇十字瞑想の聖句を詠唱する。「言葉それ自体の持つ力」で薔薇十字瞑想の効果を高めるため、外的に働きかけているわけだ。言葉は耳から入り、意味となって心に作用する。言葉は波動として響き、身体に波紋を起し、作用する。
ゆえに瞑想と祈りと言葉は、その3つが合わさるときに、心と肉体と魂のすべてに働きかけて、創造の力を高め、善なるエレメンタルを創造する。神的叡智を学ぶ者は、その意味を知り、正しき目的のためにこの力を行使せねばならない。
善は死なない。
善なる願いは永遠へと飛翔し、その目的を果たし続けることだろう。
もし・・・これを読む人が、エゴイズムからではなく、真に世界を癒すことを願い、祈るなら。その祈りはエレメンタルと呼ばれる力となって、世界への平和へと寄与するだろう。あるいは誰かたった一人を癒す祈りをすれば、その祈りはエレメンタルとなって、その人のもとへ行き、その目的を果たすべく活動するだろう。
すべての人が、善なる力を正しく使えるように。おれはそう願うよ。
・・・つか、少なくとも、おれの講座の参加者なら正しい目的のために正しい心と思考で使えよ(藁
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