叡智と真理を探究する者のために

迷いを越えて

あー。どもスピリチュアル・エンターティナーのオレさまですが、ぽまいらはいかが人生お笑い気味に過ごしていやがりますか。



しかしなんだなー。自分がスピ界に対して批判的なだけに、やはり批判するのも難しいねぇ。否定だけするならサルでもできるな。そこにある「神秘」に対して畏敬の念を持たぬ者の言説の惨めなことよ、と思う例をランキングに参加することで知るようになっちまった。



たとえば、アチューンメントで即席ヒーラーを量産するビジネスがある。あのさまざまないかがわしいカタカナの肩書きのあるヤツな。こういうことをしているから、「スピリチュアルはニセモノばかり、まがいものしかない」とちょろっとスピをかじった程度のにもケチをつけられる。




元来、このヒーリングにおけるアチューンメントは密教では最後に師が授ける「伝法灌頂」と呼ばれる儀式として霊的伝統の世界にはすでに存在している。師が認めた者に対して行うものだが、いわゆる免許皆伝的な「意味」を与える儀式である同時に、上とのパイプを開けるものだ。



空海が恵果和尚から金剛界と胎蔵界の両系統の伝法灌頂を授けられ、帰国後、最澄らを横目に自分の密教こそ正統ですと主張できたのも、伝法灌頂を授けられたことで儀式的にも霊的にも「正統」と言える根拠があったからだ。



つまるところ、この伝法灌頂(アチューンメント)を授けられるのは、心身の修行が成った者に限られる。そうでなくては、パイプがあかない。あくまでも、師が行うのは最後のトドメ。イエスが使徒らに授けた「光」のようなものだ。



早い話、量産できるわけではない。受けるに値するヤシらばかりが受講するなんて、まずありえない。カネを払って講座に通えば誰でもヒーラーというのは、根本からして違う。違うが、この成り立ちを理解せずに「だから今のスピリチュアルはおかしいんだ」というのも、また違う。大槻教授が言うのなら、まぁ仕方がないが、スピ側に身を置いている者たちから同レベルの批判では、意味がないだろう。くだまいてるだけだ。(苦笑




「スピリチュアル」に傾倒すれば、ウカレポンチキに「スピ」にハマり、ロクに知らず批判すれば地に足ついてる思われそうなスピ的唯物論の罠にハマる。どっちにしても、どこにも辿り付けない。




人はどこから来て、どこに向かうのか。なぜ、霊的道の探求を始めたくなったのか。



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このラファエロの有名な絵画「アテネの学堂」、どこかで見たことあるヤシらが大半だろう。中央の左手で「上」を指し示している左側の人物がプラトン、右の「正面」をさしているのが、アリストテレスだ。




これは、プラトンの思想が、この三次元世界を超えて、霊的深遠へと向かう思想体系であることを示し、アリストテレスは物質界に捕らわれたままの思想体系であることを示すという解釈がある。本当のところは知らないが、オレさまはこの解釈に賛同する。



なぜ我々が、この物質界に生きているのか。それはこの世界を「理解」し、そして踏破して「上」へと進化する性質を持っているからに他ならない。




すべからく、宗教的、霊性思想が「この世界を超えた先を志向している」のは、それが理由だ。前に進もうとする人の意思だからだ。ゆえに古今東西いかなる学派であっても、その点だけは共通しているのだ。



この世界で地に足をつけて生きるのは、前提だ。出発点にすぎない。だが、いつまでも人は<ゆりかご>の中では生きられない。赤子はいつしか、成長する。



いつの日か、ゆりかごの外に向かう目覚めのときがくる。夢から醒めるそのときが来れば、最初はよちよち歩きであっても、転び、失敗しつつ、前に向かって歩き始める。



それが、人なのだ。そして幸いなことに、人類には数多くの先人たちの<遺産>がある。命をかけて築き、積み上げられてきた遺産だ。志あれば、必ず適したものを知ることができる。



本当は準備が整っていないのに「おもちゃ」に釣られて霊的道に踏み出すこともなく、あるいはいつまでもそこに留めようとする賢しげな教説に幻惑されることもなく。ぽまいらが、迷うこと少なく適した道に導かれるように呪っておくぜ。



薔薇の十字架の法と理念は、意志ある魂の道を照らしつづける。



ま。そんな話だ。

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【Contents】

はじめに-最高のヒーリングの話

【内省編】
1.内省の効果として-内省で生まれ変わった男の話
2.理性で、潜在意識という畑を耕せ!
3.瞑想と内省との違い
4.基礎的内省の実践
5.内省の必要性としての補講

【ヒーリング編】
1.エーテル(気)を感じることから始めよう
2.エーテルの機能について1
3.エーテルの機能について2
4.エーテルの機能について3 基礎的プラクティス

【エソテリック・プラクティス】
1. 秘教のスキルとして霊的防御フィールドの構築
2. 1本の赤い薔薇を


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