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なぜ詐欺的なスピリチュアルを信じ、ハマる人は多いのか。

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スピリチュアルな詐欺師を信じ、人生を棒に振る人たちのタイプとは

どうも、夏樹です。いきなり自己否定的なタイトルのようですが。(笑)

もちんここでタイトルのいう「スピリチュアル」はここでいうエセスピ連中です。

子宮系とか。アチューメント系ヒーリングとかとか。

スピリチュアル詐欺師たちですが、

このへんには

まぁまぁ結構な詐欺の部類といっていい気がします。

そのほかにもいろいろとあるよな。

身に着けるだけで健康になる水晶だの、悪運、先祖供養がいいだの。

水子の祟りだのでお祓い供養で一儲け。

そんな伝統系オカルト迷信から、前世占いまで・・・。

セミナージプシーという類いまでいるそうだ。

霊視とか色んな能力が身につく系のセミナーね。

 

最近はそういうので「能力を得て起業・副業しよう」というケースもある。

世はまさにスピリチュアル詐欺の天国だな。

 

ではでは、自分が神秘学なんてオカルトなものを教えている立場ながら、どんなタイプがエセで詐欺な「スピリチュアル」にハマるのか。

本当は以前記事を書いていたポイズンK子が得意そうだが、おれが書きたいと思う。

 

まあ結論から言うと、「不安」を抱える中高年こそエセ・詐欺のスピリチュアルにハマるのだ。

 

 

人生の不安と戦う中高年

スピリチュアルにハマる人の多いタイプ。

中高年が今多いと書いた。

ついでにこれを「ミドルエイジ・スピリチュアル・エマージェンシー」というそうです。

・・・

ウソです。いま適当に名付けましたww

 

まあでもわりと笑いごとではなく。
詐欺的なスピリチュアルにすっぽりと割とハマることの多い中高年。

そこには1つ大きな問題もあるんですわ。

日本人って、良くも悪くも宗教的な教育ってほとんど受けないよね。

でも、世界的に見たら、こういう宗教的な教育というものを受けないほうがむしろ少数派です。

なんとなく日本の場合は、生活の中に溶け込んでいる。

それはそれで素晴らしいのですが、いいことだけではないよな。

 

すごく簡単に言うと、それまでは若さによって「強かった」ために感じなかった点を人生の盛りを過ぎ、老いや終着点が見えはじめたことで、ジリジリと迫ってくるわけですよ。

老後の不安。お金の不安。健康の不安。etc….

若かったらそれだけでなんとかなかった問題も、もうそれたけではどうにもならなくなってくるからだ。

 

信仰よりも周りの目を気にする

そんな押し寄せる不安に対して、確固たる信仰がある者は強い。

「神がなんとかしてくれる」「いつも神がそばにいてくれる」「すてべは空ですよ、フフフ」みたいな。(笑)

日本はそういうのは少ないわけですわ。

日本人はある種の地域・村落共同体とか。

共同体主義があったもんで、むしろそういうのが支えになってたわけです。

ただそれは、地域のお寺や神社のゆるい信仰とか。

そんな中から生まれた「お天道様が見てるよ」という言い回しにも表れるように、常に「周りの目」を気にするという「行動規範」を作りあげることになったわけですわ。

 

簡単に言うとそれが「空気を読む」という形での自己抑制機能、付和雷同性を創ったりしましたな。

社会学的には「間人主義」(かんじんしゅぎ)とも言って、他人の目を気にした行動を抑制する行動規範といえばいいのかね。

そんな倫理観・行動規範なんかが育っていったわけですよ。

 

要は中高年を不安から守る、精神的支柱がない、現代の日本人にはあまりない、ということを言いたわけです。

 

 

骨太な精神的支柱がないから不安に負けて詐欺なスピリチュアルが入り込む

んで、そういう状況の人たちというのは、困った時に本当にすがるべき精神的な柱がないわけです。

そんな状態で不安に襲われると、いわゆるスピリチュアルとか、エセ占い師とかが入り込んでしまうわけです。

霊能者とかね。

 

僕はこういう立場である以上、すべてが偽物とは言いません。

霊的で神的な存在も世界も、ちゃんと存在するっていうのは一応わかった上で言ってるもり。

 

ですけれども やっぱり偽物が多すぎますよね。

で、人生の不安に襲われた人たちっていうのは、そういうニセモノたちの声でもあっても信じてしまうわけです。

というより、ニセモノこそ上手にカモを引きよせる言葉とかうまいわけです。

 

どんな言葉を投げれば、どんな言葉をエサにすれば、あなたが安心して、自分を頼りにして、すがり続けてくるか。

彼らはそれを仕事とするわけですから。

 

あなたが頼るべき者がないときに、かけられる甘い言葉。

優しい言葉。

なんとなく未来こうすればいいんだっていう方針。

それを与えられたときの人間は、もういとも簡単にすがりつきます。

例えば聞いたことありませんかね?

あの政治家にはお抱えの占い師がいる、とか頼りにしている霊能者がいるとか。

孤独で、しかし重い責任を追う立場とかだっら猶更すがりたくなるのが人間というか。

 

これ結構ガチでいますからね。

 

で、で政治家ですら頼るんであれば 当然会社経営者とかも普通に頼りますね。 経営幹部とか。

正直、マーケターとしてのおれだって頼りたいときはしょっちゅうありますから。

もうね、自分以外の何か判断基準が欲しいんですよ。

 

例えばそれが純粋に宗教を信じている人たちだったら神に祈ったりする、そんなシーンです。

内心ではどうしよ、っかんねぇよ、誰か答えを教えてくれ!!

みたいな。

もそういう状態になってしまうわけです。

そんなときに占い師に通い始めたら、もう依存状態ですね。

一方で、「ぼくの易占を受けたら、半年は受けつけません。それくらいのスパンで占ってますし、必要ありません」

なんていう若い易者がいるけど、こんな立派なこという易者なんて少数派なわけです。

 

普通はもっと頻繁にリピートして欲しいからね。

 

で、そんな依存状態を作り出すということこそ詐欺系スピリチュアルの得意技。

心無い占い師、エセ霊能者、図リチュアル・カウンセラー、エセ・ヒーラーなどスピリチュアル詐欺に携わる連中が好んでやろうとするわけです。

なぜかというと当然ずっと自分にお金を支払い続けてくれるからです。

 

 

不安を走って振り切るのが若者。お金で安心を買うのが中高年。

ほんで中高年というのは、当然若い子よりお金持ってますよね。

それでいいて、これからはお金を失ったりして行くことによる不安、若さをどんどん失う不安、健康を失っていく不安、色んな不安に苛まれます。

死が近づいたとかね。

だからもうね、いろんなものいろんな何か。

 

すがりたいものがどんどん増えてくるんですよ。

そんなときに多少お金を持っている中高年が引っかかりやすいという状況が生まれてくるわけです。

若い連中はそもそもでそういう不安に深刻にはあまりなれません。

当たり前です。

なっても海まで走って「わー!!!」と叫んで終わりますね。

あー、いいね。青春。

 

こーいうスピリチュアル詐欺はマジでいる

実際に僕が向き合ったある例ですけれども。

ある自称霊能力を持っている占い師がいてね。

とある家族の主婦に対して、最初はすごいいい人のように見えるように接したんだと。

料金も安めで、親身でさ。

ところがダンダンと要求が大きくなってきたんだって。

「毎週一度はちゃんと来るようにしなさい」、とか。

「自分の言うことをもっとよく聞きなさい」、とか。

「自分をあなた専属の占い師にしなさい」、とかね 。

そのうちに依頼主1人だけではなくて「家族ぐるみでもっと私のとこに来なさい」とか。

 

スピリチュアル詐欺は不安を煽る。最初はいい顔をして次第に牙を剥く。

どんどんどんどん要求が強くなっていったわけです。

もちろん来ないと、あんな不幸、こんな不幸が来るからね、という脅迫つきだ。

なんだっけ、家の家相が悪いとかさ。

とにかく人の不安を煽ることをどんどんいろんなことを見つけているわけですよ。

 

でまあ、そんな案件を僕が担当することになって、ますはその占い師ホームページを見させてもらった時にある意味安心したわけ。

「まあちょっと程度の低い霊を使ってるくらいか。確かに霊感はありそうという意味で、霊能系占い師ってのはウソではないかもねw」

と、しかし笑っちゃうようなエセな雰囲気丸出しのHPをよく恥ずかしくもなく作るなぁと。

 

逆にそのセンスに感銘を受けたが。

水晶を前にしてベールで顔を隠した魔女のような感じw 

フリーでダウンロードしたような写真ですわ、まさに。

もうなにそのテンプレwwww みたいな。

 

不安に向き合うだけで詐欺なスピリチュアルからは脱出できる

いずにしてもちょっとした霊感程度しかない相手だと思った。

占いと雰囲気によって、クライアントが飲み込まれているだけだ。

まあもっとはっきり言っちゃうと、別に無視したところでたいした影響はない、という判断をした。

 

それよりも、「不安を払拭」「脱洗脳」の方がいいと思った。

だからコーチング能力がすごい優れた友人がいたので、ちょっとそいつも連れて行ってみた。

もうね、逆洗脳ですわ。(笑)

 

で、その人が自らの意志で「行かない方がいいんだ」って答えを出させるように持って行ったんですな。

その上で僕がちゃんとお守り的な霊的なプロテクションをして、安心してくださいという二重の方法でやって悪い関係性を断ち切ってもらったっていうケースとなった。

特に息子さんに悪影響が及ばないか心配していたので、しっかりプロテクションしましたよ、という簡易な儀式で安心してもらった。

 

これほっといたらもう自分の家まで売ってまで強引に引っ越して、さらに占い師に貢いで、すごい状況になりかけてたんですわ。

怖いですよね。

占い師がそういったことを平気でやるわけです。

 

逆に言うと、それだけ人は不安に弱いということです。

 

特に中高年の不安というものは、お金を持っているだけにお金で解決してしまおうという傾向が生まれてくるからこそ、余計に悪い占いとか霊能者とかスピリチュアル・カウンセラーとかにつけこまれてしまうわけです。

 

ですから僕として思うのは、もし本当に何か悩んだ時に、それって本当に占いじゃないとダメなのかとか 、もっと専門家の意見の方が良いんではないかとか。

ごくごく常識的に考えて、一般的な意味での専門家に頼るということを選んで欲しいと思う。

 

まずは友人知人に、悩んでいるジャンルの見識を持っている人がいないか尋ねまくり、て現実的な手段をとった方がいいんじゃないかと思います。

 

スピリチュアル・カウンセリングにせよ占いにせよ、どうせほっとんどあたんねーから(笑)、エンタメとして楽しめるくらいの高余裕がない状態では絶対すがらない方がいいですぜ。

 

この点は僕は口を大にして言声を大にして言いたいですね

 

ちなみに僕はこういうスピリチュアル・カウンセリングとかヒーリングとかその辺は決してお金を取ってやるタイプではないので。

じゃあ加藤ところに駆け込めば安全かというと、僕はそういうのは基本受け付けていないことを覚えておいてください。

自分の講座を回したり、受講生のメール添削等で正直ていっぱいです (笑)

 

それでもどうしてもスピリチュアルな何かに頼りたいと思うんでしたら、あくまでもちゃんとしたお寺とか神社とか 古い伝統的な評判の良いところに駆け込むのが一番安全なところではないでしょうかね。

占術できる僧侶って結構いるしね。

 

とまぁそんな話です。

 

 

というわけで、まっとうなスヒリチュアルを人生に活用しようと思うときは、下記のメールレッスンをどうぞ。

 

第一部<スピリチュアル編>
【霊的成長編】

1通目:人格主義=霊的成長。それが前提
2通目:天国へと至る 5つ黄金の鍵とは何か
3通目:内省はすべてのベース
4通目:我々は真理の現れも観察する
5通目:集中力なくして達成できるものは何もない
6通目:霊的成長とは何か
7通目:もっとも重要なスキル—視覚化—
8通目:瞑想でこの世界を超越する
9通目:【重要】なぜ学ぶのか―魂のパトス—
10通目:お仕事編の学びを進めますか

 

【第二部お仕事編】

【spiritual&marketing】
1通目:真・善・美からそれないこと。
2通目: 個の時代の到来をはき違えるな
3通目:あなたの強みを具現化するということ
4通目:100年食いっぱぐれない力とは何か
5通目:非成長型社会を乗り切れる人種は〇〇
6通目: 再びモノづくりの時代へ
7通目: 日本人に最適な働き方

※第二部の配信はクリックした希望者のみ。
 
<注意>本メールはicloudのメールアドレスは届きません。

 

魂の神秘学『風の時代で成功するための神秘学』

 

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コメント

    • なが
    • 2021年 2月 21日

    中☆高☆年!!
    大変興味深い記事でありんした。
    ふと、友人が昔、霊障に悩まされて永代寺さんに駆け込んで助けてもらった話を聞いたことが思い出されました。
    あそこは高野山の関係だそうで。興味本位で、一度お寺の話を聞いてみたいなと思ったんですが、結局その機会はありませんでした。(ひやかしはブロックアウトなのかしら(笑)「不安を払拭」「脱洗脳」も受けてみてぇ)

    話は変わるけど、最近見た話で、ある日本の宗教学者さんが言うには
    アメリカでもスピリチュアルはエセスピの意味合いが強くなり、スピリチュアルという言葉を敬遠するようになってきたのではないかと。
    個人的には、そのうちまた新しい言葉が生まれるんじゃないかと当て込んで?います(賭けてない)。

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