叡智と真理を探究する者のために

礼賛の感情

あんたたちー!


唐突だけど、尊敬している人っているか? オレさまはかつては、ジョン・F・ケネディだったね。弟のロバート・ケネディもだけど。他にもいろいろといたが、20歳くらいの頃は、とりわけケネディだったぜ。初めてケネディの演説を聞いたときは、マジ感動したもんだ。


いやー。若かった。(藁


さて。今日の話は、このある「人」に対する尊敬、畏敬、礼賛といった「感情」もまた魂の高次世界への認識に導くという話。



ある種の感情は、神秘的な道を歩む上で欠かせない―ということをシュタイナーは言っているんだ。今日の朝の投稿も、そこのところをちょっと書いておこうと、思う。




「いかにして超感覚的世界に認識を獲得するか」からまず引用する。(25~26pから)



「道の発端をなすのは魂のある基調でなければならない。この基調は神秘学者によって、真理と認識への畏敬、礼賛の小道と呼ばれている。この基調を持つ人だけが神秘学者になることができる。



この道での体験を積むと、後に神秘学徒になるような人はすでに幼児期にどのような素質を示すか、わかるようになる。尊敬する人物を畏怖(聖なる恥じらい)の眼差しで見上げる子どもたちがいる。



その子どもたちは心の奥底に批判や反論の思い浮かぶのを禁じようと畏敬の念を持っている。やがて若者に成長して、何か尊敬すべきものを仰ぎ見ることができたとき、彼らの心は喜びに満たされる。



そのような「人柄」の中から、多くの神秘学徒が育っていく。



あなたもかつて、尊敬する人物をはじめて訪問しようとしてその戸口に立ち、ベルを押し、そしてあなたの「聖域」である彼の部屋に案内されたとき、神秘学徒としてのあなたの後年の萌芽となりえたひとつの感情があなたの内部に湧き立った経験を持っているであろう。


成長する人間が、そのような感情を出発点としてもつことができるのは、常にひとつの幸運である。」




オレさま、この箇所を読むといつも思い出すことがある。



オレさまが大学院でついた指導教授は、その分野では学会の権威の一人というか、まぁメジャーな研究者の一人だったんだ。



学部時代とはやや異なる領域に進むことにしたオレさまは、彼にあいさつにいき、ゆくゆくは指導教授に・・・ということを話すつもりで、彼の研究室を訪れた。



なんというか、いってみれば、当時、オレさまにとっては憧れの研究者だった。彼の書いたある論文は、オレさまにとって宝玉のような輝きをもっていた。色んなことを聞いてみたかった。アポをとる電話自体、オレさまは足がふるえるほど緊張したものだ。



初めて訪れた研究室、デスクの向こうで温厚そうに笑みを浮かべ、ひとたび学問的な話を始めると時間を忘れて語り続ける彼を本当に尊敬したものだ。




シュタイナーの上記の部分は、そんな当時のオレさまを思い出させる。




  _、_  ・・・そして彼のもとで学究生活が始まり・・・
( ,_ノ` )
     ζ
    [ ̄]’E
      ̄










  _、_  ・・・・・・
( ,_ノ` ) 
  [ ̄]’E ズズ
.    ̄









  _、_  
(  ◎E ・・・・・・ 










  
  _, ._    ヌッ殺してやる!!!   
(;゚Д゚) li|   と思ったね。実際。(藁
        ガチャッ
    [ ̄]’E




あのチョビヒゲのオヤジめぇぇぇっっ。(怒 



・・・えーと。



そんなわけで。かつて抱いた尊敬や礼賛の気持ちが殺意に転じたそのときは、ノーカウントなんでしょうか。



シュタイナー先生なら大目に見てくれると信じたいのですが。つか、門下生一同でサクっと「ピクニックでもいこうか♪」みたいなノリで軽快に抱いちゃった殺意なんで、決してオレさまの逆恨みではないと思うとです。「ここらでヤっとく?」みたいな。



ま。そんな礼賛の小道の話です。



え・・・? コレで終わりかと?



あ。オレさまはこんなんだけど、ぽまいらはちゃんと敬愛する人には、畏敬を育てるようにって話だから。



・・・すまん。また今度マジメにやる。



ま。そんな話ってことで。(藁

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