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スピリチュアル系セミナーで、“プロ”になる?

「1円であっても、仕事として請け負ってお金をいただく者がプロだ。だが、プロとして強い職業意識を持ち、さらなる高みへと上りつめるべく自己練磨できるものは少ない」。そんなある意味当たり前のプロ論をオレさまがエラそうに言ったとか言わないとか、道ゆくGALの間でウワサになっているうれしはずかし34歳漢オレさまですが、ぽまいらはいかがアラフォーの足音を感じてビクビクして生きていやがりますか。




昨日、スピ界でブイブイ言わせている「引き寄せの法則」など願望実現系の批判記事を書いていたが、ふと思ったことがある。



世の中、スピ関係の「セミナー」って結構あるな。色んな資格らしきものをくれたり。中には、なんらかの臨床心理学的なスキルとフュージョンさせたようなものもある。



しかしまー。それがヒーリング系であれ自己啓発系であれ、チャネリングなど純スピ的スキルであれ。「このセミナーを受講すれば、あなたも講師として活躍できる」というパターンが増えているようだ。スピ系セミナーなビジネスね。



どうも、そういうもんの受講は非常に主婦が多いらしいな。「運が良ければそのまま副業にしよう」「独立した仕事になるかもしれない」「スピリチュアル好きだし、パートより全然いい」といったノリで受講するようだ。結果、そういうセミナー主催者のいい「カモ」になっている。



主催者が「成功者の一人」としてキレーなスピ用語で飾った言葉でエラそうにご高説を垂れ流していられるのは、いっちゃあなんだが、あまり考えずに飛びつくのが多すぎるからだろう。ま。主催者側もいつまで続けられるかはしらねぇけど。



オレさまが不思議なのは、「スピリチュアル」な方面は、人の「魂」に踏み込んでいくのに、手軽に資格(?)をとって独立してやっていけますよ的なノリがまかり通ることだ。



たとえば、臨床心理士になろうとしたら、たとえばオレさまだったら、どっかの大学院で臨床心理学を学ぶために2年間通って修士論文仕上げて、国家資格―と思ったら臨床心理士は民間資格、とのこと。財団法人日本臨床心理士資格認定協会―の合格が必要だ。それを経て、はじめて臨床心理士として開業できる。



そして現代心理学を修めてもなお人の魂を扱うには、浅すぎる。



そんな講座の中には、ほんの少しコーチングだのNLPだのを学ばせ、スピっぽいセラピーワークを訓練して、「はい、あなたも講師です! 多くの人を癒し、可能性の扉をあける手伝いができますよ!」ってのもある。



・・・NLPもコーチングも、マーケティング系でよく利用されるスキルだから、なおさら怪しい。(苦笑)



結局、現実ではたいして役に立たない浅い知識とスキルをかじった程度となるのが関の山。儲かるのは、主催者のみだ。



だが、こうしたビジネスはまだしばらくはあとを絶たないだろう。オレさまは、なぜこんなにもこのテのビジネスに飛びつくヤシが多いのだろう?と疑問だった。



そこで、昔、広告系の会社で学んだ「経験ビジネス」と言われていたものを思い出した。



いわゆるなんらかの知識・スキルを学ぶ「セミナー」系って、不況のご時世でも強いものが多い。むしろ不況期だからこそ、「学ばなきゃ!」となるものも多々ある。



この欲求・・・人には、「変身願望」というものがあって、それはとても強いものなんだという。それこそ、たとえばまだまだ社会人の大学院とかも人気だ。というより、今ではフツーになりすぎたほどだ。



人は常に「今の自分以上の何か」になれると信じているんだ。そして「変身できる」キッカケを求めている。



この欲求は、ある程度、学のある上昇志向の強い人々や、さらに今は「スピリチュアル好き」な人々にとても強い欲求じゃないだろうか。



元々、スピ好きはある程度、学のある人々というデータがすでにあるそうだ。きっと、かぶるだろう。



スピリチュアル・セミナーは、そうした人々が持つ変身願望にフックしているというわけだ。



だが、もちろん現実は厳しい。「スピリチュアル」な意味での変身(成長)は、一朝一夕にはいかねぇ。世界各国、古今東西、修行に生涯を捧げた修行者を見ればわかるとおりだ。生涯を捧げたところで、どこまでいけるかはわからん。



ホイホイとセミナー通いをして主催者側に献金するのも、バカらしいぜ。そんなところに行く前に、「なぜ行きたいのか」「その願いはスピリチュアル的にいかがなものか」、もっとじっくり考えても、いいんじゃないだろうか。



いまスピ界が玉石混合とすれば、その責任の半分は、提供側だけでなく、受け手(消費者側)であるオレさまたちの責任でもあると思わねぇか? しょせん、ニーズのレベルにあったサービスしか、現れねぇわな。(藁



ま。そんな話だ。

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【内省編】
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2.理性で、潜在意識という畑を耕せ!
3.瞑想と内省との違い
4.基礎的内省の実践
5.内省の必要性としての補講

【ヒーリング編】
1.エーテル(気)を感じることから始めよう
2.エーテルの機能について1
3.エーテルの機能について2
4.エーテルの機能について3 基礎的プラクティス

【エソテリック・プラクティス】
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