叡智と真理を探究する者のために

ひさしぶりに少し身体論的に。

朝はわりと散歩しているボクちゃんですが、最近は寒くなってきたのでスルーの日がむしろ多いぜってなモンで軟弱っぷりを日々実感しているが、ぽまいらはいかが運動不足になりがちでいやがりますか。



ふと思うのだ。



散歩中に、公園で八極拳って拳法をよく「静功」で練習する。要は太極拳のようにゆっくりと静かに行う練習方法。内気の充実と足腰の鍛錬を主眼としている。



もうガキのときみたいに「ケンカの道具」的な視点はないので、強力な一撃だのを養う必要はない。足腰が強く、気が充実すればそれでいい。スピ的にいうとグラウンディングだ。



幸い、八極拳はまさにこのグラウンディングに該当するものを非常に重視するのでありがたいが。



早朝はじじばばにやたらと元気なあいさつをされるものだが、最近はこちらも負けじとデカい声でかえすようにしている。それはそれで、いいもんだ。(藁



さて。そうは言いつつも、土曜だというのにブログ書いてインドア派になっている。今日は雨なので早朝散歩もない。ひさしぶりに武道の話が出たので、これまたひさしぶりに身体論的な話をしよう。



以前も書いたが、「声に出して読みたい日本語」等で有名な齋藤孝の著書にもあったひと昔前の日本人の写真。ほんとーにハラが据わっていた。



はっきり言って、これほどしっかりと中心線が天から地にビシっと通っていれば、現代人のように簡単に欝になることや、スピ愛好者=メンヘラーor予備軍(笑)という現実も生まれていないと思う。



よくオレさまが「霊的観点からの身体づくり」も重視すると言ってるのはこのヘンにもあるわけだ。身体が健康ならば、たいていの問題は生じねぇしな。



だが、ここは正直プログラム内容をどうすっかねーというのも残っている。オレさま自身は長らく学んだ武道と気功やら独学的なゆる体操があるが、これをいちいち手ほどきするのもかったるい。



いまのところはわりとカラダを使う気功を中心に学んでもらおうかというのが今のところの案だな。せっかく東洋人に生まれたのだ。エーテル文化は東洋人の強み。利用しない手はない。



もちろん、ただカラダを健康にすればいいというわけでもない。それはただの前提条件の一つだ。スタートラインにすぎない。



本来的な意味で「霊的な道」を歩もうとするヤシは、「人はどこから来て、どこに行くのか」「なんために生まれたのか」など、天を見上げて発する問いを心中に抱いている。



そのようなヤシらに、身体を健康にすればオールオッケーとはいえない。「その先」に歩もうとしている「準備が整った魂」であるのだから。



そうした魂のために、かつてルドルフ・シュタイナーは人智学というカタチで道を残した。彼は「意識魂」と名づけた発展段階にはいった魂が生きていくためのともし火を遺したのだ。



同じく薔薇十字の霊統にいる者としては、偉大なる先師のともし火を消したくはないものだ。そして、必要とする魂にそのともし火の暖かさを届けたいと願うぜ。



今はまだそんな力量にないがね。



ま。そんな話だ。

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