ジョシュア・イマニュエル
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神秘家ダスカロスから見たキリストの生涯
どうも。なつきちです。
昨今、ダスカロスの「ジョシュア・イマニュエル」を再読している。
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簡単に言うと、神秘家ダスカロスの視点で描かれた、イエス・キリストの生涯だ。
作中に出てくる「ヤスナイ」という少年がダスカロスの過去世として登場している。
少年の身ながら修行に取り組み、イエスの教えを誠実に実行し、取り組んでいる。
興味があるヤシは読んでくれたらいいけど、
そもそもクリスチャンでも、
最近は受け入れないことがいろいろと書いてある。
キリストに対するダスカロスの記述の正しさへの疑問
さて、一応これはダスカロスの知識やエソテリックな教えだけでなくて、「記憶」にも基づいて書かれている。
そのために、「学術的」な批判も多かったりする。
それはそれでダスカロスの単純な知識間違いだったり、「記憶」という彼の主観に基づいたりするものも多いと思う。
その程度で「アカデミックな批判」を鼻で笑って退けてしまうのは誤りだろうか。
つか、そんなこと言ったらそもそもキリストが実在したということさえ、「学術的には」証明されていないのだ。(笑)
そんなもんにわしが耳を傾ける必要ねぇわwwというのが本音だったりするんだけどね。
そもそもキリストは神か。人か。
でもって、昨今はクリスチャンでさえ、「神の奇跡」というものを信じられないらしい。
芥子粒ほどの信念があれば山をも動く。
それは純粋に物理的にも可能な話として聖書にしるされているのだが、今、こうした「奇跡」よりも「科学的解釈」の方がクリスチャンの世界でも主流になっているのかもしれない。
そのさいたるものが、
「イエスは、神である」
ということ。
おれだけでなくて、神秘主義者に言わせれば「神が人に生まれること」はままある話で、それをアヴァターラという。
ヒンドゥ教の方の教えだな。
日本語だと「権化」「化身」というような意味だ。
「あの人は不動明王の権化のようだ」というように、まるで本物の●●のようだ、というニュアンスで使っている。
元々は、地上に受肉した神様のことなんだが。
で、キリストはその中でも、最高の絶対神(の一側面として『子』)のペルソナであるキリスト・ロゴスが受肉した、と考える。
このあたりはヒンドゥー方面の人は納得されないかもしれないが、ジョシュア・イマニュエルの受肉は、惑星という生命体の進化のプロセスにおいて、一回だけ行われるもっとも偉大な出来事なのだ。
※惑星の成人式のようなものだろうか。(笑)
もちろんイエス・キリストの到来の主役は人類でもある
そうは言っても。主役は惑星地球に限らない。
地球人類が次の進化段階に入るための扉を開くためにやってきた。
人の罪を贖った。
それが彼の死の意味の一つだが、ルドルフ・シュタイナーはそれをキリスト・インパルスと呼んだ。
ゴルゴダの磔刑のとき、その衝撃は地球と人類の魂を覚醒させた。
具体的には人類は、「意識魂」という、悟性だけではない、より理性的な魂の機能の進化段階に至った。
よく僕は言うのだが、知性に愛が加わると、理性となる、と。
つまりキリスト・インバルスによって、我々は知的で聡明であることと、愛情豊かな人間性を獲得しうる魂への進化を許されたのだ。
そんな神が受肉して地上に降りた意味だが
さて、そんなキリストが人類に与えてくれた進化の道だが、スピリチュアルに関心があるヤシでも、多くは「イエスはすごいレベルのマスターだった」という視点になってしまうんだな。
まぁお釈迦さまとかならおれも同意するけど。
地上に、神が受肉した、「神ー人」であるということが、スピ系の多くの徒にはどうもわからない。
それはまぁ仕方がない。
クリスチャンですらわからなくなっている。
しかし、一度、「神が地上に受肉して人として生きる」
とはどういうことなのか。
その具体的な例と向き合いときは
一読を勧めるね。キリスト教の最大の神秘は
まさにこの
「神が人として生まれた
とはどういうことなのか」
と向き合うことだと言ってもいい。
いまや教会も直視していないこの神秘から、神秘学派は逃げない。
むしろ積極的に向き合ってきた。
ゆえに神秘学は、人が神へと至るためのシステムを説いている。
それこそがキリストが地上に遺した教えの神髄だからだ。
キリストも言っただろ。
自分に出来たことは、全部人であるあなたたちもいずれできるよ、と。
それは「神になる」ということまで含んでのことだった、ということさぁ。
ま。そんな話さ。
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