叡智と真理を探究する者のために

キリスト衝動

クリスマスということで、ね。神学的なことを書こうかとも思ったが、そこまで小難しくすることもないか、と。簡単に。


キリストがゴルゴダの十字架にかけられたことで、地球、そして人類は<キリスト衝動>に貫かれたんだ。簡単に言ってしまうと、精神的な愛を表現できる段階にまで、魂が進化できるようになった。



やや話はそれるんだが、仏陀は―仏教徒に怒られそうだが―、薔薇十字三大導師の一人として、地上に生を受けた。そして「神(ロゴス)」が直接この地上に生まれる先鞭として、愛を語った。「いまより約500年後、神が(仏陀はブラフマンという言葉だったのだろうか)地上に生まれる・・・」と。



仏陀が語った愛は、少しずつ人類に浸透した。いわば、道をならしたんだ。



そしてキリスト・ロゴスが受肉した。イエスその人だ。仏陀がならした道を通って、やってきた。



イエスはこの地上で愛を示した。そしてゴルゴダの丘で十字架にかかり、キリスト衝動で人類を貫いた。このとき、地球は次の進化段階へと入った。



人類は、意識魂を発達させる段階へと歩むことになった。



仏陀にせよ、キリストにせよ、彼らが示しているのは、人も、地球も、「進化(神化)」するということ。ロゴスが人になるということは、神(ロゴス)の恩寵は、人類に「下りて」くるということを意味する。



イエスが昇天(アセンション)したのは、人は神化する道があるということを示している。



恩寵(ロゴスの受肉)と超越(人の神化)。



双方向なのだ。



我らには、道はすでにある。



道を示すともし火を善意とよんでもいい。愛とよんでもいい。良識とよんでもいい。理性とよんでもいいだろう。



我らのうちには、キリスト意識が眠っている。仏教徒のように八正道で少しずつ目覚めさせてもいいだろう。内省を通じて、少しずつでもいい。何も知らなくとも、おのれの信ずる善意を発露していけば、いい。



キリストはただ、幼子が家に戻るそのときを待っている。

 

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  • ポチ { とっても共感します。 キリスト教ではキリストに似る、であったり創造を完成させることがゴールですが、キリストは創造を完成させるために受肉と贖罪とその後の継続的な働きかけを行い、創造の完成は「(自我の束を含む)この社会」を指してるわけなので、社会運動に参画せざるを得ない。 それをキリスト教で一番端的に表現しているのがプロテスタントなんだろうと思います。 アメリカは理想と現実の狭間で矛盾だらね。でも彼らはだからといって理想を捨てることはありません。 }
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