アストラル界を超えて
いやー、菅原さん、飛ばしてますねぇ。プラトニズム的宇宙観とあの菅原節を愛するものにとっては、まさに「待っていた!」という流れだな。まったく。東京方面で市民講座でもやってもらいたいもんだ。そしたら出るのになぁ。
さて、ブログでロースキィの『キリスト教東方の神秘思想』や本山博の『スピチュアリティの真実』が挙げられていた。前著はまだ格闘中なんでオレさまはなんとも言えないが、本山師のこの作品は発刊と同時に買って読んだものだ。
オレさまはよく「第二次幽体離脱ができるレベルに至ると、コーザル、イデア界を観照する霊視力が得られて一人前の神秘家」と言ってきた。ここのところを本山師はカラーナ(コーザル界のこと)レベルに至って一人前、と言うわけだ。
こうしたことをオレさまがよく言っていたのは、日本の霊能者(いや、単にオレさまが知っている範囲でだが)は、どういうわけか日本の霊能者はアストラル界レベルまでしか観えない霊能者ばかりだと感じていたことが背景にある。
よく複数の霊能者をハシゴしてみたら過去世に関してみんな違うこと言われた、とか聞くだろ。仮にそれらの霊能者が真実霊能者であったとしても、アストラル界までしか観えないということは、サイキック(心理感情)界までしか観えていないこと。つまり、夢の世界と同じ次元だ。
ぽまいらも夢を思い出してもらえば分かるが、色んなことが自分にしか、あるいは自分にも分からない象徴となって現れるだろ。だから例えば、たとえば夢の世界で賢い守護霊にあって指導されたとする。
すると、夢から覚めたとき、ある人は賢いフクロウやオオカミに何を教えられた、かつての恩師とあった、神様に会った、オレさまに会って茶を飲んだ(藁、となるかもしれないわけだ。
人によって、賢さのイメージは違うからな。文化的なものもあるだろうが。(もっとも、不定形なものを観るときは、高次の霊視力をもった者でも、それぞれの文化的な背景によって見えるカタチが違うことはあるが)
そして教わったことも、やっぱりバラバラになる。まして、どっかのタレント的な霊能者のように、ほんとは死んでいない身内と会ったと言って、その言葉を伝えたりもする。その霊能者にとって、依頼された人物と思われる、それらしい人が現れたら、もうその人と思い込み、イメージを形成してしまうわけだ。
「死んだ祖父に会いたい」と言われ、しかしほんとは生きていた。霊能者はひいじいさんや他の似たような守護霊などの言葉を伝えてしまう・・・。アストラル界までしか霊視できないと、こんな未熟なことをしてしまう。
事実と主観的イメージの区別がつかんのだな。
もし自分の霊視力に自信があるのなら、たとえばまだ降りたことのない駅などを霊視して、「駅前にはマックがあって、となりにマツキヨがあって・・・」と観えたなら、次は実際に行って確認してみればいい。体脱ができるなら、なお更、この確認方法は有効だ。
そうした積み重ねも、確認するにはいい方法だ。逆に言えば、そうした確認で事実と相違するなら、まだまだ自分勝手なイメージが霊視像に混じっているので、増長せずに修行に励むことだ。
もちろん、オレさまはいい加減なレベルなので自分の観えたものは信じていない。多分、オレさま自身が一番信じていないだろう。だから自分の肉眼で確認できる類なら確認するし、それができない類なら、ダンブルドアに頼んで正誤を判定してもらうといった方法を取る。
さて、話を『スピリチュアリティの真実』に戻す。
本山師の書くことは、若干、自慢げな記述が目立つ。(この本もやたらと自分の業績について触れられていたとオレさまは感じた。)ほんとにそんな高いレベルにあるなら霊性も高いはずでは・・・と思わないでもない。書いてあることが本当にすべて出来るなら、まさに第一級の神秘家の一人に数えられるだろう。そして、書いてあることは正しい。(と、思う。)とくにこの著作は柔らかいタイトル通り、分かりやすくていい。ハンドブック的に置いておくといいかもしれないな。
ま。そんな話だ。
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2.エーテルの機能について1
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2. 1本の赤い薔薇を
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1.魂のセラピストたれ
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