叡智と真理を探究する者のために

秋とミカエルの魂の在り方

どもども。

今回は2014年のメルマガの編集記事です。

メルマガ魂の神秘学著者の夏樹タン39歳@

すっかりおっさんでございますが、

ぽまいらはいかがお過ごしでいやがりますか。


いやはや。

一気に秋が進んできたな。

9/1日、
関東は雨のせいもあって気温が下がり、
猶更、秋の気配だ。
(またすぐ暑さが戻るみたいだが・・・。)



秋と言えば。



四季の上で、

秋はミカエルの季節。

キリスト教でもシュタイナー系の

キリスト者共同体とかは、

秋はミカエル祭りとかやるのではなかったかね。



ミカエル


それはともかくとして、

おれも秋は好きだ。



秋は色々と透明にしてくれるからな。



そして表題の話にもなっていくのだが、
この季節は、
これまで燃え盛る夏の熱の中に
まどろんでいた「思考」が目覚めるときだ。




秋を迎えるにあたり、
夏に燃やした命が失われていくが、
「それは新しいものを迎えるためである」
という創造的な喪失感、
とでも言うのがミカエルの季節の気分だ。


※ちなみにシュタイナーの言う「魂の気分」というのは、
魂の在り方のようなものも意味している。
単なる「気分」を超えた意味があるので
注意な。オレもそうした意味で使ってる。

 

秋のミカエルの気分とは?

さて、
話を戻すと、
この「創造的な喪失感」
とおれが名づけた魂の空白的気分は、
本当に大事だ。


なぜなら、
この魂の余白にこそ、
「未来的なもの」が流入するからだ。


よく、
「ヒラメキは心がからっぽなときに来る」
ってあるだろ。


この魂の空白も同様でね。


しかも季節的な、
「宇宙の運行と魂の関連」
の中での話なんだ。


もっと壮大な、
「心にできる余白」の話。


そしてそんな余白にこそ、
未来への憧れが生まれるのだ。



そして未来への憧れとは、
「新しいものを用意する」ために必要な、
ミカエルと呼ばれる大天使の持つ、
人類への導き、影響の一つだ。


ミカエルは、
人類の未来を共に生み出す大天使、
ということもできる。



反対に、
過去をいたずらに
ただ守ろうとする衝動には、
アーリマンと呼ばれる
魔的存在の影響がある。

※美しい伝統を守ろうではなく、
徒に変化を拒み、
ただただ古いものを守ろう、
則って動こうとする頑迷さや硬い精神のこと。




夏が終わり、
秋になろうとする今。



透明な空気の中で、
静かに未来への余白を
魂の中に感じることもいいだろう。


そこには、
静かな理性とともに、
自分をどこかワクワクさせるような
衝動が生まれることを
感じられるかもしれないのだ。


さて、
今回の最期は、
そんな気分を産みだす詩句でくくろう。



シュタイナーの「魂のこよみ」より。



遠い宇宙からの光が
私の内部で力強く生き続ける。



それは魂の光となり
霊の深みに輝く。


そしてその深みに眠る人間自我を
宇宙自我から目覚めさせ
その成熟をうながす。





今回は、
ここまで。


ま。そんな話さ。



編集後記


秋ということもあって、
久しぶりに「ミカエル」に触れた気がする。


なんつーか、
おれは大天使のメッセージ、
とかいって、
頭がお花畑としか思えない
メッセージを垂れ流している
自称ちゃねらーが大嫌いだ。


虫唾が走る。


本物の大天使とのコンタクト、
コミュニケーションが可能になったら得られる
「叡智」がそこにはかけらもないのだが、
それでいて、
言語能力だけは妙に3次元的で達者だ。

「いや、饒舌な言葉に変換しているのは、
チャネラーの能力であって、
あれはインスピレーションを・・・・」


なんて言ってきたのもいたが。



うるせーっての。


キモいわ。


ロクな叡智もない内容で、
なぜそれを大天使とか神様とか、
宇宙存在なんちゃらーるとか
信じられるんだっての。



まったく。




ぽまいらは、
アメリカ発のへんなエネルギーヒーリングとか、
ほんと手ぇ出すなよ・・・。

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  • ポチ { とっても共感します。 キリスト教ではキリストに似る、であったり創造を完成させることがゴールですが、キリストは創造を完成させるために受肉と贖罪とその後の継続的な働きかけを行い、創造の完成は「(自我の束を含む)この社会」を指してるわけなので、社会運動に参画せざるを得ない。 それをキリスト教で一番端的に表現しているのがプロテスタントなんだろうと思います。 アメリカは理想と現実の狭間で矛盾だらね。でも彼らはだからといって理想を捨てることはありません。 }
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