叡智と真理を探究する者のために

なぜ内省は神秘学のメソッドとして、 深奥ともいえるのか。

どーも。
夏樹です。


今回は、内省についてその2。


その1を読んでいない方は、
下記からどうぞ。


「自分が分からない」人こそ、神秘学の基礎たる内省を


では、
始めよう。

 

Contents

なぜ内省は神秘学のメソッドとして、
深奥ともいえるのか。

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今回はそんな話をしよう。


さて、そもそもスピリチュアルな学びを深化させていくと、
どういう人間になるのか。


その行き着く先は、
聖人とかマスターとか呼ばれる人たちだが、
彼らとおれたち凡人との一番の違いは何か。

それは、
彼らは「潜在意識がない」ということなんだ。

心理学的にさ、
よく喩えで一般人の顕在意識と潜在意識との違いは、
海の上にちょこんと顔を出している小島が顕在意識で、
その海面下の深い海底まで続いている岩山部分が顕在意識である、
というだろ。


つまり、それだけ顕在意識はちっぽけで、
ほとんどの人間は潜在意識の領域の方がずっと大きい、
ということ。


正確な比率なんて出せるはずもないが、
はっきり言って1:10ではおっつかないとは思う。


それほど、
現代人は潜在意識の方が、
領域としてずっと大きいのだ。

 

「潜在意識がない」とはどういうことか。

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聖人は潜在意識がない。
そういった。

もう少し詳細に言うと、
それは、
「自分の言葉と行動、因果関係のすべて理解している」
ということなんだ。

これがホントの覚醒意識状態であり、
俗にキリスト意識なんて言われている状態だ。

いいかい、
この状態であるということは、
すべて「分かっている」ということなんだ。

自分がなぜ今この場にいるのか。
自分が何をすればどうなるのか。
自分の言葉がどんな現実を作るのか。

すべて、完璧に理解している。


この力がどういうものか、
想像がつくだろうか。


よく引き寄せの法則とかでさ、
潜在意識に願いをインプットして、
望む結果を引き寄せたり、
現実にしよう、
なんてあるじゃんね。


あるいは、
アファーメーションで潜在意識にインプットして・・・
なんて。


こうしたスピ系メルマガ読者の中には、
比較的実践してみたことがある人たちも多いんじゃねぇの?


そして失敗した人のほうの数がずっと多いだろうね。


あったりまえだっつーの。
「いや、私は成功した」
というかい?

そうならおめでとう。
もうこのメルマガ・ブログを読む必要はねぇな。


大半は失敗していたり、
うまく行ったり、行かなかったり。
なんとも微妙なはずだろ。

 

潜在意識がないことの意味。

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そこでだ。


マスターとかいう存在には潜在意識がない、
といったよな。


そう、彼らはすべてを意識的に把握している。
すべてが顕在意識で、
「理性」のコントロールの下にある。

ただの日々の行動も、
奇跡としか思えぬ御業も、
すべて意識的に起こしている。

彼らにとって願いとは、
神にすがることじゃあない。
単なる希望でもない。
起こることへの「感謝」でしかねぇ。


なぜ感謝といえば、
もう起きる、現実になると知っているから。

彼らは奇跡的なことでさえ、
起こそうとしたときは、
起こると「知っている」んだ。


無論、オレたちは違う。


目の前に現れるさまざまな出来事の因果関係。
たとえ自分が引き起こしていても、見えない。


一般人の潜在意識は、ジャングルの密林のようで、
深く鬱蒼としていて、
自分の領域でも見通しがきかなくなっちまっている。

コンロールのきかない欲望だって渦巻いている。


結果として、
自分の人生さえコントロールが効かなくなるの、
も当然っつーもんだ。


だが、マスターらは違う。


やっこさんたち理性の光によって、
潜在意識のすみずみまでクリアにし、
すべてを把握していやがる。


何をすれば、
望む結果が起こせるのか、
完璧に把握している。


だから彼らの願いは、
ただ神への感謝しかないのだ。


だが、どんな人も、
いつまでも無意識レベルに人生を決定されて、
<流される>だけの人生から、
いつしか卒業するときが来る。


そう望むときがくる。


自らの意志のもとに「目覚めて」生きるというのは、
「潜在意識を理性の光で整理していくこと」
に他ならない。

その方法論が、内省だ。

日々考えたり、欲したり、発言したり、行動したこと。


それらは潜在意識に刻まれていくが、
しかし、それを闇の中に落としたりせず、
理性の光を当てて、整理整頓し、
自分できちんと把握しておくのが内省だ。


この作業の絶え間ない繰り返しが、
少しずつ自分の潜在意識を理性の光で切り開いていくんだ。


少し長くなってまった。
具体的な方法論はまた次回にしよう。


ま。そんな話さ。

 

■編集後記


はいはい、
そんなわけで内省。
過去のメルマガを焼き直しつつ書いてみた。


なんつーかさ、
よく世間では引き寄せだの、
潜在意識で願いを叶えろだの。


欲々しいこと、
この上ねぇよな。


あれらの方法論はさ、
ほんと、
おれは危険だとすら思うよ。


ただでさえ、
人は欲々しいんだぜ?


ウカツに効率よく潜在意識に届けて、
どうすんのかね。


ジャングルを余計鬱蒼とさせるだけだっての。


今、自分が願うべき願い。
願ってもいい願い。
許されない願い。
許される願い。
カルマに反している願い。


潜在意識がクリアでないと、
もういたずらに、
表面的な思考・欲望・感情のままに、
願いをインプットしようとしてしまう。


その結果、
余計人生が混乱しちまうんだけどね。


もし、
本当に叶えたい願いがあるならば、
なおさら、
おれはまず内省を勧める。


そして理性の光を拡大させ、
潜在意識をきれいに伐採し、
「抱くべき願い」に集中する。


それすらも分からないままに、
「引き寄せの法則」だの、
「潜在意識の活用方法」だの、
願望実現系の「魔法」に手を出すべきじゃねぇ。


スピリチュアルは、
おもしろおかしく人生を豊かにする
便利な魔法じゃねぇんだ。


そこんとこ、
間違えないようにな?

 

追伸

12/20日(土)、
まさかのスピリチュアル系講座と
マーケティング講座が融合する。


オレにとっては、
ライフワーク(神秘学)と
マーケティング(表稼業)の融合だ。


それがいかなるモノなのか。
まずはコチラを見るだけでもどうぞ。

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