叡智と真理を探究する者のために

「メッセージ」という言葉

はい、どーも。オレさまです。オレさま、最近きらいな言葉のひとつに「スピリチュアル」に並び「メッセージ」という言葉もきらいになってきたぜ。w




スピリチュアルという言葉は、おすぴな方々が使いすぎたもので、すっかり手垢がついた。一人抵抗するかのように「霊的」と漢字にして使っていたが、最近は開き直ってスピリチュアルという言葉を使っているが・・・。



それよりも抵抗感があるのが、「メッセージ」な。



よくチャネラーな方々が、大天使だのアセンデット・マスターだの高次存在の言葉と称して垂れ流しているが・・・。



そもそも、上のヤシらって、メッセージを伝えたがるとほんとに思うか?



何かしらの必要性があって―それはほんとに歴史的な意味があったりする。たとえば、ミカエルやマリアがヨーロッパの歴史的変動―介入の必要があり、ジャンヌ・ダルクに一言的なメッセージを送ってある特定行動を促したりとかさ。



まぁこの場合、ジャンヌ・ダルクも普通ではない。必要性も深刻だった。



ただの「慰め」や「励まし」程度のメッセージを送ってくるなんて―しかもハマったらハマったで、おすぴな方々へと連なる―タチの悪いジョークにしか思えねぇ。



さて。例によってそんなときは、先人の行動を見つめてみればいい。このブログ的にはルドルフ・シュタイナーやダスカロスといったキリスト教神秘主義の偉大な導師たちだ。




もちろん、そんなメッセージは垂れ流していない。



そんなことよりも、高められた自身の霊的認識力から三次元的、霊的次元を観照し、「自分の力で」読み取ったことを伝えている。


とくに観察対象と霊的合一(シュタイナーの言う直観(イントゥイション認識))を果たせるレベルまで至った二人の神秘家は、まったく、そんなメッセージを遺していない。



あくまでも、自分の力で到達した世界を紐解き、後世に遺した。



それは逆に言えば、人間の力、そしてまなざしは、上から垂れ流される情報なんぞよりもよっぽどディープに価値ある領域まで踏み込めることを示している。




そもそも、ほんとにメッセージとやらが「上」からのギフトなのか、それ自体怪しいところだが。



たとえ個々の語るところがほんとに上からであっても、それはそいつ自身にとっては価値あるかもしれんが、よく「シェアするために」ブログ等で発信されるが、大きなお世話というものだろう。耳を傾けていいことなんてあるまい。



実際問題、そんな「メッセージ」に耳を傾けて、どれだけのヤシがまともに「霊的に進化」していった? 皆無だ。絶無だろう。




だから、いまだすぴビジネスを求めるヤシがあふれている。




本当のマスターとは、多くのヤシをマスターへと導くもののことだ。



オレさまが珍しく好きなすぴ本(神との対話)の中であった言葉だ。



同様に、高き存在の言葉であるならば、そうしたベクトルを内包していなくてはならない。しかし、そんなメッセージにはついぞ出会わない。



“メッセージ”とやらを受け取ろうとするよりも、その眼差しを霊的真実へと深く切り込んでいけるほど力強いものへと発達させる。そうやって世界を読み取って獲た霊的世界の認識こそ、おまいを磨く知識となり、智恵となるだろう。



幼子がおもちゃを棄てるように、やがて、おすぴな方々も、煤けた背中を持つ高次存在とやらのメッセージに耳を傾けなくなる。そのときは、意外と早く来るのかもしれねぇ。



オレさまたちの本当の認識力は、いつまでも閉じられたままではないのだ。




ま。そんな話だ。

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