叡智と真理を探究する者のために

実生活のキリスト意識

はい、どーも。オレさまです。なんとか起き上がれるようになってきたので、ぽつぽつ活動を開始しておりまする。



さて。スピ的にぽつぽつ聞く「キリスト意識」ね。まぁアセンションに向けて、ここに向けて人は進化していかにゃならんとか、誰の中にもあるので目覚めさせていかにゃならんとか。



じゃあ、そもそもキリスト意識ってどんな状態やねん、となると、もうただ「愛」そのもの的な表現ばかりでよく分からない。



そこで今回は、神秘学としての「キリスト意識」とはどんなモンでそれを実践・体現して生きるとはどういうことか。それを現実レベルで可能な範囲で考えていこう。



結論から言おう。キリスト意識=均衡だ。



説明がいるな。シュタイナー自身の手による彫刻がある。



中央にキリスト、左右にルシファーとアーリマンを配するカタチで彫られたものだ。



物質主義・硬化・重化原理をあらわすアーリマンと、精神主義・軟化・軽化原理を表すルシファー。その中央でバランスを取るキリスト。



非常に卑近な言葉になってしまうが、端的に言えばキリスト意識とはバランスを取ること、なんだ。真理は中庸にあり、なんて言葉も、「キリスト意識が真理でっせ」ということを示している。これは日常生活を送る上でもその「判断」を求められる上で、非常に役立つことになる。



人は何かの判断を下すさいに、あまりにも偏った情報から「判断」してしまうな。「判断」というものは迂闊にできるものではないし、バカほどすぐに何かの事象や人物を判断し、決め付けるものだ。



そうはいっても判断せずには生きてはいけないし、しないではいられないのが人なのだが。そしてするならば、そこには常に「均衡」が求められる。自分の直面した事象などにおいて、バランスのとれた判断とはいかなるものか?という視点が求められるわけだ。



また、これはたとえば病気の治療にも用いられる。



人智学的に言うならば、病気には2種類の傾向がある。硬化と軟化だ。アーリマン系の力が強すぎるために起きるものと、ルシファー系の力が強くなりすぎたために起きるものだ。



これも非常に卑近な例で言うと、肩こりは肩の筋肉の硬化だろ。暖めるといいのは、誰でも知ってることだが、この視点では、熱という軟化(ルシファー原理)の原理が硬化に対して良く作用しているからと考える。



(現代において、暖めると症状が緩和する病が多いのは、アーリマン・物質主義方向への影響が大きいからともいえると思うのだが)



こうした視点で植物・鉱物の力を引き出して治療に応用するのが人智学的医学だ。病をこのように2種類に大別し、それぞれの症状に対する反作用を持つ植物・鉱物の力を利用していくわけだ。



だからすぴに傾きすぎたヤシは、もっと物質主義的な生活習慣が必要になるし、バリバリの唯物主義者には、“ファンタジー”が必要になる。そうしなくては、前者は夢想家となって現実から遊離してしまうし、後者は精神的な硬化症を起こしてしまう。ゆくゆくは卒中など、「硬化」原理の病の餌食になるだろう。

(※卒中は血管の硬化なので、硬化原理の病と考える。よって予防や治療では血管を軟化させる働きを持つ植物を充てる)



「キリスト意識」と言うのは簡単だ。



だが、それを日常レベルに落とし込んで用いる道が分からなければ意味がねぇだろ。



2000年前、イエスに神たるキリスト・ロゴスが宿り、復活をみせたことで、人類にキリスト衝動が伝わった。そのとき、キリストは一人ひとりの魂に次なる意識進化への道を開いた。



それは、人類という種の宿る各惑星システムの歴史において、たった一度だけの大きな分岐点なんだ。その途方もない意味を紐解いていくのは困難だが、取り組み方はちゃんとあるものなのだ。



ルドルフ・シュタイナーが神秘学を一般科学としての体裁を整えて遺したように、叡智はそこにあり、人が手を伸ばすのを待っている。求めるものには、扉は開かれる。



ま。そんな話だ。






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  • ポチ { とっても共感します。 キリスト教ではキリストに似る、であったり創造を完成させることがゴールですが、キリストは創造を完成させるために受肉と贖罪とその後の継続的な働きかけを行い、創造の完成は「(自我の束を含む)この社会」を指してるわけなので、社会運動に参画せざるを得ない。 それをキリスト教で一番端的に表現しているのがプロテスタントなんだろうと思います。 アメリカは理想と現実の狭間で矛盾だらね。でも彼らはだからといって理想を捨てることはありません。 }
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