叡智と真理を探究する者のために

ルドルフ・シュタイナーの薔薇十字瞑想について

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薔薇十字瞑想のような本物の瞑想は熟練も時間がかかる

どーもー。

なつきちです。

神秘学講座でやる内容の一つ、薔薇十字瞑想について。


これはたぶん、

おれがもっとも長く訓練した瞑想の一つだと思う。

 

そして霊視力の開発に一番貢献したといえる。

ただ一つの瞑想の行としては、ちと長いプロセスのイメージが必要で大変かもしれない。

 

具体的にどう進めるのか。

 


まず、一粒の種が土の中から光に向かって成長して花を咲かせて、生い茂っていく。

その様を早送りするように沈潜していく。

 

そしてその間に色々なことについて黙考する。

人間は多様な情熱や欲望に支配される。

その情熱や欲望の担い手として血液があるということ。

 

同様に植物も体液が流れ、成長に関与しているが、植物は人とはちがい、まっすぐに光に向かうこと。

そこに一切の穢れはない。

 

自由に動くこともできず、進化のプロセスでは人間よりも低次存在のはずの植物だが、人間よりも優れているところのなんと多いことか・・・。

 

そして同様に、薔薇それ自体にも沈潜する。

薔薇の樹液は緑だが、赤い花びらを通るとき、赤いものになる。

まるで人間の血液のようだ。

 

しかし、人間の血液のように動物的な欲望や衝動に支配されない赤い樹液である。

人間の血液も、そのように進化させることができる。

薔薇に沈潜していると、そう思える瞬間がくる。

 

そして最後に、漆黒の木製の十字架が心魂に視覚化される。

それは低次元の欲望が消滅した象徴である。

そして十字の部分に、赤く美しく輝く薔薇が7輪。

 

それは抱く欲望自体が高貴なものへと変わった象徴である。

この「薔薇十字」を視覚化し、沈潜して一体化するとき、我々の魂は大きな進化を受け取ることができる。

 

薔薇十字瞑想の訓練で受け取るもの

この瞑想の訓練は実に多くのものを受け取れる。


視覚化の訓練、

集中する訓練、

そして何より、

心魂の中にイメージとして保たれるシンボルの放つ響きを受け取ることに意味がある。

薔薇十字の形象が放つ響きとは遠い未来に我々の魂が到達し、放つ波動そのものなのだ。

それを今、受け取る。

未来の自分に、今一体化する。

 

そしてその結果、霊的機関としては、いわゆるサードアイとかいわれる額のチャクラの開発を促進し、密接にリンクしている。


さらにこのプロセスの視覚化は心魂の浄化のプロセスとも一つになっている。

とても難しいが、効果が複合的にある非常によい瞑想法だ。

 

行が進むと、薔薇十字瞑想用の聖句(マントラ)と組み合わせる。

 


ただ、これで一番大切なのは霊視力の開発じゃない。

 

植物は、その成長、光に向かう「情熱」が、人間とは違い、

低次元の欲求ではない点にあり、この純化された情熱を自身に重ね合わせることにある。

 

植物は人間よりも

「低次元」の存在だ。


にも拘わらず、

より高次存在の人間よりも

純化されたものを保持している。


人間が進化の過程で失った純粋さだ。


薔薇十字瞑想は、この失われた純粋さを

植物から再び取り戻し、心魂の中から、低次元の情熱、

欲望を純化する点にあるのだ。

 

難しい瞑想法だが、じっくりと取り組んでいきたい瞑想だな。


おれ?


取り組んで軽く十年は超えたよ(笑)


それでその程度かと言われると悲しいが(笑)、

まぁガチな行法って

そんな風に長く取り組む。

そういうもんじゃねぇの?


なんかの「伝授」とやらで即席ラーメンのようにマスターできるもんに本物があるなんて、

おれはビタイチ思わないぜ。

ま。そんな話さ。

 

 

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コメント

    • ポチ
    • 2021年 10月 01日

    なつきさん

    こんばんは
    薔薇十字の瞑想の時の最後の薔薇十字の表象の時に、上手くいきません。

    植物の光を求める衝動をキリストの父なる神への衝動にかさねて7輪の薔薇をイメージする、
    十字架はもちろん贖罪の罪=私の罪で託して背負い、

    十字架と薔薇の間にある私を含めた現存在の全体をイメージしてるのですが何かが違う気がいつもしてます。

    どこがダメだと思いますか?

    • アバター画像

      ポチ
      ども、夏樹です。
      多分だけど、意味をイメージしすぎているんじゃないかな。

      植物の光を求める衝動をキリストの父なる神への衝動にかさねて7輪の薔薇をイメージする、
      十字架はもちろん贖罪の罪=私の罪で託して背負い、
      十字架と薔薇の間にある私を含めた現存在の全体をイメージしてるのですが何かが違う気がいつもしてます。

      とくにこのあたり。

      こういう崇高なイメージは結果湧いてくるものであって、
      視覚化においては
      基本的に「視覚的イメージ」を形成し、
      観察することに集中するんだよ。

      その結果、
      色んな崇高な魂の衝動や意味がわきあがってくる。

      最初からそういうイメージをもって
      挑むもんでもないんだ。

      今度は映画を観るように
      視覚的イメージだけに集中してみなよ。

    • ポチ
    • 2021年 10月 02日

    ありがとうございます。

    >基本的に「視覚的イメージ」を形成し、
    >観察することに集中するんだよ。
    >その結果、
    >色んな崇高な魂の衝動や意味がわきあがってくる。

    観察への集中、確かにここは欠けてるようです。
    また、その結果得られた衝動や意味も、
    祈る時は捨てて観察に集中するようにしてみます。

    ありがとうございました。

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  • ポチ { とっても共感します。 キリスト教ではキリストに似る、であったり創造を完成させることがゴールですが、キリストは創造を完成させるために受肉と贖罪とその後の継続的な働きかけを行い、創造の完成は「(自我の束を含む)この社会」を指してるわけなので、社会運動に参画せざるを得ない。 それをキリスト教で一番端的に表現しているのがプロテスタントなんだろうと思います。 アメリカは理想と現実の狭間で矛盾だらね。でも彼らはだからといって理想を捨てることはありません。 }
  • 加藤 { いえいえ。お役に立てていたら幸い・・・! }
  • 市川康明 { 何時も,魂の浄化をさせて頂いております. 有難うございます. }
  • 加藤 { こちらこそ目を通していただき、感謝です。 }

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