叡智と真理を探究する者のために

原因と結果の法則4 人格主義に向かって

あー、ども。夏樹です。

一連の原因と結果の法則シリーズ―といっても成功哲学よりだけど―

について書いてきた。


シリーズ最後の今回の4つ目は、そもそも本当の成功哲学は、

人格主義に基づいていた、

という視点からです。

原因と結果の法則について1が未読な方は先に読んでおいてください。

1.真の成功哲学は、人格主義となる。

白い教会
成功法則をガチで研究した人と言えば、
「7つの習慣」の著者スティーヴン・R・コヴィー博士
をおれは連想する。

彼は、米国建国以来の「成功」について語られた哲学を
研究し、あることに気づいた。

建国後始めの150年間の成功哲学は、
「人格」を重視していた。

「成功には、それ支える原理原則が確かにある。

そしてその原則を身につけ、人格に取り入れること。

それこそが人の真の成功を達成せしめ、
永続的な幸福を手に入れる方法なのだ。」

そう教えていたことに気づき、
博士はそれを人格主義と名付けた。





2.個性主義の席巻
個人のマスク
ところがだ。

最近50年の成功哲学は、
「個性主義」と呼ばれるものへと変質していたのだ。

簡単に言うと、イメージング、スキル、対人関係をスムーズにするテクニック、
プラス思考など、「技術的に成功」とされる状況を産みだすメソッド」になっていたのだ。


少しでも、早く、結果という果実を手に入れる。

そのことに終始していたわけだ。


原因と結果の法則の泰斗、

ジェームズ・アレンあたりが、ほんとに永続する繁栄は、

継続的な自己浄化と努力が大切といっていたのとは大違いだ。

しかし、それでも「とりあえず望む環境をまず造りたい」

と願う人だってきっといるだろう。

しかし、それはダメなんだ。

なぜか。



3.人格主義に基づかない、小手先の引き寄せの問題点

小手先

はっきり言ってしまえば、

強力なイメージングなど、強い意志力を持っている人は、

とりあえず技術として望む現実の達成、

引き寄せを成功させてしまう可能性は確かにある。

一方で、それも真実だ。

だが、せっかく引き寄せた成功的な「結果」も、

次のステージに移ったおまえさんにとっては、

すぐに次の結果につながる「原因」の母胎となるわけだ。

原因と結果は、連綿と続いていく。

その連なりをカルマ(行為)と呼ぶ。

コレを忘れると、ひでぇことになる。

考えてもみろよ。

より高いステージへと移ったなら、

より高い「自分」でいなくてはならない。

社会的にエラくてお金持ちで、

でも「幸せ」じゃないヤシは腐るほどいる。どうしてだ?

人がうらやむ社会的成功、地位、富。

とりあえず、それらをゲットするだけの「原因」の種を蒔くことには成功した。

しかし、それだけにとどまった人たちは、

その結果としての次のステージに、

ふさわしい自己浄化と努力を行うことができなかったんだ。

だからある人は社会的には成功しても、幸せは長くは続かない。

人によっては、いずれそのポジション自体さえ失うだろう。

それでも、

とりあえず自らの努力を前提にした原因(種)を自ら蒔いて、

結果(目標)を達成した人はまだいい。

悲惨な失敗を招いても、

また努力をしようという発想に至れる可能性が高いからだ。

少なくとも、その力は養っている。

だが、望む結果のステージに、

相応しい心性をもてなければ繁栄は続かない。

そして「高い」ところにいっても、

そこでのバランスのとり方を知らなければ、

足を踏み外したときのダメージはデカい。

人はそれを「不幸」と呼ぶ。

なぜ「原因と結果の法則」の元祖といわれるジェームズ・アレンは、

「心をきれいにし、継続的な努力」を訴えるのか。

ほんとにこの法則を理解していたら、

そういわざるを得ないからだとオレは思う。

今、おまえさんの知る「引き寄せの法則」「原因と結果の法則」で、

経済的社会的自由を手に入れよう!と叫ぶ人々は、

本当に大丈夫か?

ハーメルンの笛吹になっていないか?

今、スピリチュアルな世界には、

そんな風にとても「危うい」人たちが「華やかに」

成功したり、成功を売り物にしている。

彼らがどこに行くのか、

まぁおれは知らないけどね。

ま。そんな話だ。


追伸

次回、

神秘学講座ベーシック2
(今後はVol.2,Vol.3とか表記します。)

は、11/22(土)16:30~18:00です。

テーマは、

ヒーリングが中心で、

下記のようなカンジ。

・ヒーリングという現象について

・ヒーリングはいかにして起こるのか。

・ヒーリングの原理

・ヒーリングの本質

・ヒーラーに求められる資質

・ヒーラーがなすべき身体の浄化

・上記に関する幾つかの実際の練習

 

 

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