残酷な天使のテーゼと成功哲学を静かな部屋で
なんてヲタな曲をひさびさに思い立ってYoutubeで聞いていたオレさまですが、ぽまいらはいかが「逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ」なんてシンジ化していやがりますか。
あー。また随分とひさびさな更新だな、おい。
さて。そんなわけでオレさまは最近日々しているのが、前の記事のリンゴのタネではないが、カルマに関する実践であったりする。思いのほか、いいかもしれない。なんのことはない。ベストセラーにもなっていた「原因と結果の法則」(ジェームズ・アレン)は聞いたことがあるヤシが多いと思う。
「シークレット」のもとにもなったといわれ、このテの成功本の初代とも言うべき100年ほど前の本だ。成功本でありつつも、正統派な「カルマの法則」の概念や深い倫理性に裏打ちされているが、まぁありきたりな内容と思いつつ、オレさまはパラ読みしかしていなかった。
が。
改めて読み返して見ると、「このテの成功本のはしり」でありつつも、一番深い観察力と倫理に根付いているのがいい。
少し抜粋しよう。
心の中に蒔かれた(あるいはそこに落下して根付くことを許された)思いという種のすべてが、それ自身と同種のものを生み出します。それは遅かれ早かれ、行いとして花開き、やがては環境という実を結ぶことになります。良い思いは良い実を結び、悪い思いは悪い実を結びます。外側の世界である環境は、心という内側の世界に合わせて形づくられます。
・・・
人々の多くは、環境を改善することには意欲的ですが、自分自身を改善することには、ひどく消極的です。かれらがいつになっても環境を改善できないでいる理由が、ここにあります。自分自身を改善するということは、真の意味で自己犠牲を払うということにほかなりません。真の自己犠牲とは、心の中からあらゆる悪いものを取り払い、そこを良いものだけで満たそうとする作業です。
・・・・
まぁ早い話、心のうちの思いこそが全ての「因」となり、外の世界に「果」となって現れる。ゆえに内省を通じて悪い因を取り払い、良い因を蒔き続けることで外なる環境(果)がよくなる、と。要約すればこういうことだ。はっきり言って新しいことなど何一つない。なにを今更・・・な気もする。
オレさまは世の成功哲学の本の多くは、リクツの上では正しいと思いつつも反感を覚えていた。だが、ジェームズ・アレンだけは共感していた。久々に読み返し、改めて実感した。こうして読み返すとダスカロス系の「エレメンタルと内省」についての概念と同じと感じるし、シュタイナーのなぜ内省が必要かの考えともやはり符号する。オレさまが世の成功哲学本が嫌いなのは、「成功するために宇宙の仕組みを利用する」欲々しさがきらいだったのかもしれない。
綺麗ごとを並べながらも、自分の望みを実現するためのロジックのみがとうとうと述べられているだけだ。自分の環境改善、願望実現の為に、内省を通じて「悪い因」を取り去る努力が必要というテーマが世の成功哲学にはないのだ。だが、この視点こそアレンの述べる通り真の自己犠牲であり、人としての成長に他ならない。言うなれば今の成功哲学はアレンに端を発するといいながらも、換骨奪胎というか、一番のコアを切り捨てた感がある。
願望を実現するために、考え方を変えるのはいいかもしれない。しかし、それをするなら魂の成長を伴ったほんとのやり方で行って欲しいもんだ。ひとりの神秘学徒としてそんなことを改めて思った次第。
ま。そんな話だ。
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はじめに-最高のヒーリングの話
【内省編】
1.内省の効果として-内省で生まれ変わった男の話
2.理性で、潜在意識という畑を耕せ!
3.瞑想と内省との違い
4.基礎的内省の実践
5.内省の必要性としての補講
【ヒーリング編】
1.エーテル(気)を感じることから始めよう
2.エーテルの機能について1
3.エーテルの機能について2
4.エーテルの機能について3 基礎的プラクティス
【エソテリック・プラクティス】
1. 秘教のスキルとして霊的防御フィールドの構築
2. 1本の赤い薔薇を
【ヒーラーに向けて】
1.魂のセラピストたれ
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