叡智と真理を探究する者のために

なぜ理性的学習がスピリチュアルでは大切か。

どうも。なつきです。


神秘学的知識を積み上げ、
理性的に学んでいく地道な
プロセスを「頭でっかち」になるだけで意味がない、
体験が大切と思う人は、あまりに早計です。

人生80年。体験が人を成長させるなら、私たちの歴史は、
もっと前進しているはずです。

むしろ、体験から学ぶことのほうが少ないのです。
なぜなら体験とは完全にその人だけにしか通じない、
個人的理解をもたらすだけだからです。

短期的には役立ちますが、
霊性の進歩というより、
物理的に人生に役立つ技術的進歩なのです。

シュタイナーやダスカロスといった理性的学習を重視した神秘家は、
完璧に理性的学習の重要性を理解していました。

両者は、学習が霊的身体を彫塑的に練磨していくことを知っていました。

シュタイナーは、そのプロセスを「いか超」で克明に描きました。

ある種の学習だけが、
安全にチャクラを開発し、
霊的身体、個我を進化させると知っていました。

ダスカロスはこのプロセスを、学習によって「認識」を変えることで、
霊的身体ーアモルファスボディが彫塑的に発達すると言いました。

彼らの霊的視野では、
始めは卵形の霊的身体(オーラ)が次第に美しく形を整え、
人型になっていく様が見えていたのです。

そしてこのプロセスをバランスよく、安全に発展させるのは、
まさに理性的学習しかないのです。

この道は、長い、とても長い道のりです。
すぐに効果が見られないから意味がない、
としている人々のなんと浅薄なことでしょう。

一生、あるいはその次の人生をも費やすことはざらです。
ただし、体験だけでは、
さらに数えきれない人生を費やすことになります。

時折、シュタイナーやダスカロスを参考にしたり引用したりする人々でさえ、
彼らの言葉を都合よく引用します。

自分勝手な結論をサポートするために、間違った引用をするのです。

体験や独学を重視し、
さらには、人生を真摯に生きることが最大の修行だ、
と嘯く者は、
闇の中を歩くものにいつまでもそこにいろ、と言っています。

それほど愚かしいことを言っています。

だからこそ、
私は私の友に向けて,
言いましょう。

学びなさい。
知識は知性を養います。
養われた知性は、
さらに知識を糧にして、
認識を変えるでしょう。

そしてその知識が、
霊性の進化という一定の方向性に向かい続けるものである限り、
少しずつあなたの霊的身体は彫塑的に美しく磨きあげられていくのです。

あなたの道のりに祝福を。

もっともゆっくり、
慎重に歩くものがもっとも早く辿りつくのです。

そして人よりも先に辿りついたものは結局のところ、
家の中に入るのは、
最後になるでしょう。

自らの意志でそうするでしょう。

あなたは、
あなたの大切に思う友のために学び、友のために何度でも戻ってくるのです。





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