人間編3
はい、オレさまです。今日もお勉強開始といくか。「エソテリック・ティーチング」人間の章の続きだ。
「すべての生命現象は絶対存在の言葉によって創造されていますが、人間と、その他の永遠なる存在は例外とされています。人間は創造されたものではなく、絶対存在によって放射されたものです。
聖書には、神ご自身の唾液によってこねた土から人間の物質的な形態をつくったとありますが、彼は魂をもたない土の型にただ生きるように言ったのではありません。
彼は、ご自身の命の伊吹をその鼻に吹き込まれたのです。(旧約・創世記2-7) ゆえに人間は創造物というより、むしろ神のご自身の最愛の子どもであり、善悪を経験し、そうすることで「物事を受け入れるべきか拒否すべきか」自ら判断できるように、あらかじめ父によって定められているのです。」
まず下線部分は、日本人にはわりと分かりやすいんじゃねぇかな。話を単純化してしまえば、「人は神さまの分魂。もとは同じひとつの魂」と言ってる。西洋の、たとえばマイスター・エックハルトのように「私は神である」なんて言って異端扱いされるキケンもねぇし。
というより、わりと「フツーの感覚」でわかるんじゃねぇかね。(ただ、エックハルトのようにほんとの意味で「私は神である」の感得はそうそうできるモンではないので、ニューエイジなど最近のすぴ系がこの言葉を使うとうさんくさい。シュタイナーが言うように、いきなりそんなQ極レベルの視点を言うと「なんと物ぐさな人なのだろう」と思うね。w)
ただまあなんだ。光源それ自体を「神」とたとえるなら、そこから放たれる「光」(の粒子)の一つひとつが人間の魂ということだろう。それが人間のイデアをくぐり、人の肉体へと宿ることを可能とする「魂の存在形式」を獲得する。
(この人間のイデアをくぐる前が、大天使と同じ状態。ゆえに人間と大天使は兄弟)
そして人は、<神の命の伊吹>を与えられた。これが西洋神学思想で言うところの「スピリトゥス」に(多分)該当する。よくここで使う言葉でいえば、エーテルとかプラーナと言われるような「気」のエネルギーだ。
多分、多くのスピ系がとらえているよりも、「エーテル」(気)という<エネルギー>の問題はもっともっと高次の問題領域を含んでいる。神的領域、神的存在論へと切り込んでいくほど重要なものだ。それは、「人の魂」と「物質的肉体」を稼動させる神的エネルギーであることからも予想される。
「魂」と「肉体」、そして「神のいのちの力」。この3つがあわさって、人という生命現象は成立するんだ。
無論、ここまで優遇(?)されている存在なんてほかにはない。
物事を相対的に判断するパーソナリティをもつことを許され、永遠とも呼べる時間(輪廻のことな)をも与えられ。あらゆる宇宙をまたにかけて旅をして学ぶことをゆるされた存在。それが人間だ。それを「神の最愛の子」と言わずしてなんという、ってなところだ。
まして、学びのため、「判断」という現象を成立させるために、「相対性」(つまり善と悪)までもが成立している。悪にも悪の働きがちゃんとあって存在している。だから視点を変えれば、高次の善はこの次元ではときに「冷酷」「悪」として映るし、低次の「善」も、高次の視点から見れば「悪」となりうる。
「悪とは時代と場所を間違えた善に他ならない」とシュタイナーが言うのももっともだ。(だからシュタイナーは、アーリマンなどアクマ存在の働きも重視するし、彼らを“救済”することも人の使命だという)
人間とは、それほどの<世界>を与えられた存在なのだ。まるで、「宇宙それ自体が人間の学びのために存在している」と思えるほどに。
<人間>とは人間が思っているよりも、ずっとずっと深い“神慮”を内包する存在なのだ。
ま。そんな話だ。
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【Contents】
はじめに-最高のヒーリングの話
【内省編】
1.内省の効果として-内省で生まれ変わった男の話
2.理性で、潜在意識という畑を耕せ!
3.瞑想と内省との違い
4.基礎的内省の実践
5.内省の必要性としての補講
【ヒーリング編】
1.エーテル(気)を感じることから始めよう
2.エーテルの機能について1
3.エーテルの機能について2
4.エーテルの機能について3 基礎的プラクティス
【エソテリック・プラクティス】
1. 秘教のスキルとして霊的防御フィールドの構築
2. 1本の赤い薔薇を
【ヒーラーに向けて】
1.魂のセラピストたれ
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