叡智と真理を探究する者のために

秘儀と印(ムドラー)の機能について考えてみた

どうも、夏樹です。

一見さんはあまりになつきませんが夏樹です。

さて。

戯言はともかく。


最近とてもなるほど!と思ったことをね。

 


秘儀参入の世界での学びにおいて、実はオレ、すげー疑問があったのな。


密教系の人には馴染みがあるだろうけど、印(ムドラー)ってヤツ。身口意とかいって、手には印、口は真言、意は仏に集中、みたいなカンジで言うじゃん。


あれ、特に「印」ってのが、一体どれほど役に立つというか、意味があるのかね、と。

 

シュタイナーとか、ダスカロス関連本、あるいはエッセネ派とか。キリスト教神秘主義において、一般的になっているレベルだと、印のは出てこない。

が、実は、秘儀においては、ちょいと出てくるのな。

 

けど実際のところ、どれだけ意味があるのだろう、と、かなりオレは「印」というものに対して、懐疑的だった。

それを別系統―気功系―の霊学を学ぶ仲間と話していたおり、ふっと疑問が氷解したワケ。

 

これはお互いの仮説の融合だが、

 

・手は第二の脳と言われる

 

・脳の状態と手の形は相似関係にある。


・ある種の霊的回路を開く行法では、特定の意念の集中がいる。


・その意念の集中状態と同様の状態を「型」として手で行う。


・結果として、目的とする脳の回路を開く助けとなる。

 

なるほど!と思ったね。


とある霊的目的のために必要な脳の回路の開発。

 

その「回路が開いた状態」を先に手で行うことで、まさに「カタチから入る」ようにするのか、と。武道の型のようなものだな。最初は意味がわからなくても、とにかくその型にそって、身体の力を当てはめていく。繰り返すことで、型の効能が身体に浸透し、ものになっていく。

 

そう考えると、武道における型は、叡智の結晶みたいなものだしなぁ。なんかすごく自分なりに納得がいった。レイキとか、そっち系の人の印の話は、なんか納得いかなかったので。


いやはや、スッキリした。というわけで、シェアしたくなった話でした。

 

 

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