叡智と真理を探究する者のために

ルドルフ・シュタイナーが重視した魂の6つの行について その6【思考と意志の結びつき】

どーも、夏樹です。最近はニュースで中国の赤サンゴ狙った密漁船の大群を見て、「海自の力でさっさと駆逐しろー!」とキレ気味ですが、いち元国際政治学徒としての見解としても、「駆逐が正しい」なんて冷静に思う過激な今日この頃ですが、ぽまいらはいかが三連休の〆をお過ごしでいやがりますか。


さて。イントロとは全然関係ないが、今回はタイトルにもあるように、ルドルフ・シュタイナーが重視した魂の6つの行について その6【思考と意志の結びつき】 についだ。いやはや、何気に過去記事はシュタイナーよりもダスカロスという神秘家の記事の方が多いからな。シュタイナー系コンテンツも書いていかないと。サイト名にも入れているくらいだし。オレ自身も薔薇十字系神秘学派を名乗っているわけで。

では、何はともあれ、今回は魂の6つの行の5番目「思考と意志の結びつき」について記そう。スピリチュアルな安全なメソッド。そしてここまで日常に役立つ類も珍しいぜ。そのヘンのヒーリングなんて、目じゃないよ。(笑)

 

前回までのが未読なときはお先にどうぞ。

ルドルフ・シュタイナーが重視した魂の6つの行について その5

ルドルフ・シュタイナーが重視した魂の6つの行について その4

ルドルフ・シュタイナーが重視した魂の6つの行について その3

ルドルフ・シュタイナーが重視した魂の6つの行について その2

ルドルフ・シュタイナーが重視した魂の6つの行について 

 

 

1.思考と意志は、「過去」に基づいた判断をやめるとき、結びつきを強化して機能する。

古書

さて。思考と意志を結びつける訓練とは、具体的には「過去の経験に基づいて判断するのをやめる」ということなんだ。

まずこれも例によって、
一日のうち時間を決めて数時間限定にしてくれればいい。

そして具体的にどうするかというと、

何を言われても、「否定せずに一度考えてみる」ということだ。

それが未知のものであればあるほどいい。

馬鹿げたものであればあるほどいい。

たとえば、友人Aが「さっきそこでオバマ大統領に会ってさ。いきなりチェンジ!とか言われたよ」なんて言ったら、「つまんねージョークだな。それともオバマの物まね芸人にでも会ったのかよ」となるだろ。

 

まぁそれが当然だとは思う。

しかし、ここで聞きたい。上記の人物は、なぜ否定したのだろう?

きっと、おまえさんが上の人の立場で、いきなり友人に同じこと言われたら、

「は? 何言ってんの?」とか「そんな要人がこんなところにいるわけがない。そもそも来日したニュースなんてあったか?」

といった反応になるんじゃねぇの?

それはなぜかと言われたら、
これまで生きてきて身に着けた常識に基づいて、そう判断したわけだ。

人は何かの事態に出会ったとき、
それまでに身に着けた知識、常識、経験によって判断する。

そしてその行為は生きていく上では実用性も確実性も高い反面、
極めて受動的な態度なのである。

 

2.常識を乗り越えた積極的な判断には、
意志の力が融合する必要がある。

やる気 女性


つまりこの訓練では、
身に着けた常識や過去の体験からくる判断、
そしていつの間にか持っていた強固の思い込み=偏見をリセットすることを目的としている。

 

だからどんな事態も、突拍子もないことであも、一端受け入れて、「そういうこともあるかもしれない」「どう考えれば、ありうるのだろう」なんて具合にこれまでとは違った視点、態度を養うことを目的としているんだ。

どんな分野のイノベーションだっても「ソンナコト、アリエナイ」なんて言う、固いアタマからは生まれないだろ?

クリエイティブじゃねーよな、そんなの。

自分の人生の幅や可能性を自ら限定してしまうことになる。

ホントは“飛べる”ヤツが、

いつまでも自分には無理と思い続けちまう。

未来の多様性を否定するような過去なんて、

いつでも乗り越えて判断しちまえばいいんだ。

この訓練はそのキッカケをもたらすに違いない。

 

3.常識と偏見を捨てたとき、日常の全てに“驚き”を発見する自分に出会える。

驚く女性1

この訓練はとくに「常識と偏見に凝り固まり」、「人の話はまず否定する」オヤジ的態度が身についてしまったヤツほどしっかり取り組んでもらいたいね。

大人になればなるほど、
ついつい使ってないかい?

「そんなことありえない」という言葉や思い込み。

普通はあると思うぜ。

しかし、仮にこの訓練だけをマジメに2、3ヶ月でも取り組めば、
かなり精神的な柔軟性を回復できる。

「お父さんキライ」なんて言われてしまっているオヤジ殿たちは、ぜひやって欲しいところだ。これまで家族や部下の話など、まず否定から入っていた自分のスタンスに気づき、聞く耳を持てるようになるかもしれないぜ?

 

つーわけで、神秘学を学ぶ上でもそうした柔軟性は欠かせないってわけだ。

 

さらにだ。

この行を続けていくと面白いことも起こる。

人の話だけじゃない。「身の回りすべてに対して、経験に基づいた判断」をやめていく自分」に、ふとなっていく。

すると、これまで何気なくスルーしていた、

日常のすべてが新鮮に感じられてくる。

意外な側面に気づいたりする。

鳥が飛ぶ。

木の葉が舞う。

風が吹く。

夏は暑く、冬は寒い。

聞きなれたはずの「雨の音」や「家のドアの開閉の音」。

そんな毎日、日常の一風景に新鮮さを見出し、驚くときがくるかもしれない。

当たり前のものを当たり前としない。

それは魂の活力だ。

日常に退屈し、
刺激ばかり求めちまう魂の弱った現代人とはまったく異なるあり方だな。

神秘学を実践するということは、
魂レベルから健康を養うことと同じ意味を持つってわけだ。

 

ま。そんな話だ。

 

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  • 加藤 { すみません、今の今迄コメントに気づかず失礼! >人知を超える知恵の賜物 そうですね。そのような叡智に敬意をもって向き合える心でありたいものです。 }
  • 市川康明 { エジプトの秘儀と薔薇十字団の関連を教えて頂いまして,有難うございます. 死後の世界の理解には,論理を超えた感性が必要であり,人知を超える知恵の賜物ではありますね. }
  • ポチ { とっても共感します。 キリスト教ではキリストに似る、であったり創造を完成させることがゴールですが、キリストは創造を完成させるために受肉と贖罪とその後の継続的な働きかけを行い、創造の完成は「(自我の束を含む)この社会」を指してるわけなので、社会運動に参画せざるを得ない。 それをキリスト教で一番端的に表現しているのがプロテスタントなんだろうと思います。 アメリカは理想と現実の狭間で矛盾だらね。でも彼らはだからといって理想を捨てることはありません。 }
  • 加藤 { いえいえ。お役に立てていたら幸い・・・! }

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