叡智と真理を探究する者のために

エーテル体とアストラル体に働きかけるということ その2

どうも。夏樹です。

まず軽く前回の復習をしよう。

未読な方は、コチラから。

エーテル体とアストラル体に働きかけるということ その1

さて。

神秘学の行法(プラクティス)は、

主に二つに大別できる。


一つは、

自我(意識、魂の本質)によって、

アストラル体に働きかけること。

もう一つは、

自我によってエーテル体に働きかけること。


と、書いた。

ここから、

今回のお話。

 

1.エーテルとは何か。

屋久島1

エーテル体についてもう一度触れると、

・エーテル体-“気”のエネルギーの身体。

物質体を保持するエネルギー、

他の霊的身体と肉体とをつなぎとめるエネルギーを供給。


ということ。


つまり、

気(エーテル)の意識的コントロールを訓練、

というのが、前回のアストラルと並び、

もう一つの柱。

そして不ストラルの訓練と併せて、

神秘学の行法の二本柱だ。


エーテルは、

主に4つの機能を持っている。

※分類によってはさらにあるんだが、

ここではあくまでも基本の4つを認識すればいい。

また、

その分類はキリスト教神秘主義のダスカロスを踏襲する。


■感覚性エーテル
我々に感覚を与える働きを持つ。

 

■刷り込み性エーテル
エーテルの形を与え、イメージを具現化させる。
視覚化で使うエーテル。

 

■運動性エーテル
 肉体の運動性、気それ自体の運動(移動)を可能にする。

 

■創造エーテル
 生命現象を可能にする高次エーテル。
 肉体を作り上げているが、意識的に活用するためには、
 あるレベルまで霊的に進化しなくてはならない。

 

そして基本は、感覚、運動、
刷り込みの3つのエーテルを意識的に用いる訓練だ。

たとえば、気功。


ある種の身体動作や呼吸と共に、

気の運動、流れ、集中を意識的に行う。


そうした訓練を通すことで、

エーテルセンター(チャクラ)が発達し、

気の性質の理解を深めることができる。


さて、こうした訓練は、

ヒーラーなら意味が分かりやすいだろう。

エーテルという生命力・癒しの力をコントロールする術を学ぶのだから。


しかし、それだけなら、

神秘学行法の二本柱のひとつにはならない。


あくまでも「霊的進化」という側面での貢献がなくてはならない。


アストラルのときを思い出してほしい。


自我によってアストラル体をコントロールすることを学ぶと、

自我が「霊我」へと進化していく。


このとき、人の持つ「物欲」が変化して、

他者のために己の力を使うことができるようになる、と。


つまり、

「より愛を表現できる自我」へと進化していく。


エーテル訓練の場合はというと、

エーテル体が「生命霊」と呼ばれるものへと変化し、

自分の「気質」を意識的に変化させ、

バランスを取ることができるようになるのだ。

 

2.人の気質の分類

手をつなぐ雰囲気
さて、ルドルフ・シュタイナーが残した神秘学―人智学―では、

人の気質を4つに分類する。

 

憂鬱質─不平不満を抱きやすい性質。それが生命霊を養うと、感謝の気持ちを持ちやすい性質になる。


胆汁質─自己中の性質が、他者を敬い、耳を傾けるようになる。


多血質─移ろい安い気質が忍耐強くなる。


粘液質─緩慢で不活発な性質が、テキパキと反応がよくなる。


といった、

人の持つ「性質」のアンバランスを

無くし、バランスのとれた状態にするのだ。

ちなみにキリストは理性や均衡を司る。

キリスト的在り方とは、

バランスのとれた均衡性のある状態ともいえるので、

上記は簡単に描いているが、

ほんとは非常に高度に優れた状態なのだ。

さらにエーテルは記憶をも作っているが、

この記憶も変容させる。

哀しみや怒りなど、

記憶の中の自分の「傷」

─つまり歪みを産んだ─

を癒していく。


記憶の改善ではなく、

傷の原因を許してしまうのだ。

エネルギーワークで、

「心」も改善するケースが多いが、

これがその理由の一つだ。


そしてより劇的な場合によっては、

自分が傷つけた人のところに赴いて謝罪し、

許しを請わずにはいられないということにもなるだろう。


それが「自我がエーテル体に働きかける」

というプロセスを通して、

自分を霊的に進化させるということなんだ。


アストラルであっても、

エーテルであっても、

自我が働きかけて進化していくという大げさだが、

具体的にはまずこうした、

人格がより優れた在り方を示すようになると理解すれば、

わかりやすいだろう。

 

3.霊的学びの王道を

rp_raphael_atene.jpg

だが、世の中そうはいっても誤解が多いのも事実だ。

「スピリチュアルな学び」=

△△ヒーリングとか○○チャネリングとか、


霊視とかさ。


そういう超能力的な「スキル」を有することじゃあない。


だが、

なんの能力も発現しない「悟り」ってのも確かに、

大嘘だ。


悟りはそんな甘いモンじゃない。


しかし、

ほんとの霊的成長というのもまた、

こうした地道な人格的成長として現れるし、

そうでなければいけないのだ。

地道かもしれねぇが、

王道は見失わないようにしてぇな。


ま。そんな話だ。

 

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コメント

    • Mayuko
    • 2021年 2月 16日

    夏樹さん

    次回の神秘学講座を目前に、多くの中からこのブログにあたりました。記憶の傷を癒す、原因を赦すという箇所を読んだ時、「ええ、マジで?!」と叫んでしまいました。
    内省は自己否定付きという誤ったやり方でしたが経験もあります。(辛い)
    でも、エーテル体へのアプローチなんて全く知りませんでした。というか、エーテル?何?というレベルでした。これからの講座、俄然やる気がでてきました。ブログ、有難うございます。

    • アバター画像

      随分古い記事にコメントありがとうよ。(笑)
      下手に内省や精神的治療をやるよりも、
      エネルギーワーク(エーテル系ワーク)で心の浄化が進んだり、
      癒えたりする方法もあるってこったな。

      これも一つの方法さー。

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  • 市川康明 { 何時も,魂の浄化をさせて頂いております. 有難うございます. }
  • 加藤 { こちらこそ目を通していただき、感謝です。 }
  • 市川康明 { 何時も有益なお話を有難うございます. }

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